他人の車の塗装を故意に傷付ける行為は一般に10円パンチと呼ばれています
青いつなぎを着た男が周りを気にしながら黒い車に近寄っていき、右手で車のボディを触るように後ろにまわって行きます
この時、10円パンチが行われていたようです
警察の調べで北九州市小倉南区の無職・坂本慎太郎容疑者(29)が浮上、器物損壊の疑いで逮捕されました
坂本慎太郎容疑者は「記憶にない」と容疑を否認しています
北九州市小倉南区にある病院の駐車場で、車40台あまりに傷がつけられた事件について、警察は被害にあった車のドライブレコーダーを分析し、29歳の男を逮捕しました。
青いつなぎを着て、画面の左側から現れた男。何かを手にしながら止めてあった車に近づくと、車体に沿うように歩いて過ぎ去りました。
あとに残ったのは白いらせん状の傷。同じ日にあわせて44台もの車が車体や窓ガラスに被害を受けました。
警察が先月、この映像を公開すると、「男を知っている」などの情報が複数寄せられ、3日、北九州市小倉南区の無職・坂本慎太郎容疑者(29)が車1台を傷つけた疑いで逮捕されました。取り調べに対して、「事実ではないし、記憶にない」と容疑を否認しています。
病院によりますと、坂本容疑者は3年前まで隣接する介護施設で働いていて、警察が動機を調べています。
10円パンチとは?
教えてGooでは以下のような質問と回答がありました
コイン等で車体にキズを入れることを「10円パンチ」と言いますが、語源を教えてください。
私が子供のころ五十数年前ですが、自動車のアンテナをもぎ取ってフェンシング遊びをしたり
ミラーをもぎとったり、屋根に飛び乗って凹ませたり、自動車に悪さをしていた頃(ごめんなさい)
10円玉だけ周囲にギザギザがあり子供の力では五円玉では塗装に傷がつかないので
10円玉を使えと教わった(年長のガキ大将に)覚えがあります。
“パンチ”はついていなかったと思いますが、より傷つけ効果のある”10円玉”を強調して
いつの間にか言うようになったのではないでしょうか。
車の塗装を傷付けるには特に10円玉でなくとも千枚通しとかマイナスドライバーなどでも良いと思いますが、財布にほとんどいつでも入っている10円玉が使いやすいのでしょう
坂本慎太郎容疑者が実際に10円玉を使用していたかどうかは明らかになっていません
坂本慎太郎容疑者が40台以上10円パンチした場所とは?
北九州市小倉南区にある病院の駐車場
隣接する介護施設で働いていたという坂本慎太郎容疑者
3年前に退職しているとのことで、この病院の医院長に対して恨みがあったのかもしれません
ただ、施設が利用客に対して開放している駐車場は停めている車のトラブルについて関知しません
もちろん防犯カメラなどの映像があれば警察の依頼があれば捜査などに協力するでしょうが、車の損害については責任を負う義務はありません
坂本慎太郎容疑者はこの病院の医院長や関係者を困らせるつもりで行ったのかもしれませんが、実際に被害を被るのは10円パンチされた車の持ち主だけだということが分かっていないのでしょう
坂本慎太郎容疑者の容疑、器物破損罪の刑罰
器物損壊罪(きぶつそんかいざい)は、他人の所有物または所有動物を損壊、傷害することを内容とする犯罪。
三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する
ちなみに他人の飼い犬など、動物を殺傷する行為も器物損壊罪にあたります
物と愛するペットが同じ扱いというのは飼い主にとっては納得がいかないかもしれませんね
10円パンチする者の心理
坂本慎太郎容疑者もそうでしょうが、10円パンチする者は自分の生活や人生に不満を持っていて他人の車を傷付けることで自己満足を得ているのでしょう
自分とおなじように他の誰かも辛い思いをすれば良いという気持ちの現れなんだと思います
そのような状態での心理では、もし自分がされたらどう感じるかなどとは考えないのでしょうね
器物損壊罪は比較的軽い罪にあたりますが、40台以上他人の車に傷を付けた坂本慎太郎容疑者には本心から反省するまで刑務所で過ごしてもらうのが一番良いと思われます
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