毎年8月に徳島市で行われる阿波おどりを主催する市観光協会が、約4億2400万円の累積赤字を抱えていることから、同市は2日、協会の破産手続きの開始を1日付で徳島地裁に申し立てたことを明らかにした。
市観光協会が破産?「公益社団法人」って何?
市観光協会って市がやってるから役所の関係で、「破産」なんて無関係と思っている人も多いかもしれません
でも、市観光協会って公益法人らしいです
いわゆる会社なんですが、「公益事業を主に目的としている法人」
つまり「社会の発展に貢献する事業を行う」法人と考えて良いようですね
市の事業じゃなかったんですね
青森ねぶたは各企業などがスポンサーとなって運営してるようです
博多どんたくは福岡商工会議所が主となり運営
祭りによって違うみたいですね
大きな祭りは全部、地方自治体が税金とかで運営してるのかと思ってました・・・なんとなく
徳島市観光協会と徳島新聞社の確執
公益社団法人徳島市観光協会(近藤宏章会長)は2017年2月1日、現在協会が担っている阿波おどり会館(徳島市)などを運営する次期指定管理候補者に、徳島新聞社などが選定されたことが協会に損害を与えるとして、同社社長ら2人を特別背任の疑いで徳島地検に告訴した
阿波おどり会館と眉山ロープウエーは、市が管理者を決めてるらしいんですが、2018年から23年について募集した際、非公開の審査で徳島新聞社などによる共同事業体が候補に選ばれたとの事
告訴状によると、
「観光協会理事でありがなら、協会に損害を与える目的で指定管理への応募を決め、準備していた」
と指摘
徳島新聞社の社長らは協会理事に辞任届を提出した翌日にこの管理業務に応募したとの事ですが・・・・
協会に損害を与える事が目的と明らかに分かっているって事ですよね
自分で書いていながら、意味がよく分かりません
その理由は阿波踊りの運営状況にあった?
チケットの一般販売が開始されて数分で売り切れるとうい事が近年続いています
「やっぱり、阿波踊りは人気なんだなー」
それはそうなんでしょうけれども、実は毎回徳島新聞社が2万枚のチケットを確保しているんだとか
それを徳島新聞社の関係企業などに配布している事が原因でチケット不足、売上不足につながっているのではないかという事なのです
さらにチケットの売上は徳島新聞社が管理しているようなのですが、何枚売れていくらの売上があったかなど詳細報告はないとの事
そんな状況もあって、上の「阿波おどり会館と眉山ロープウエー管理者」の事案も発生したのでしょうね
市、徳島新聞社、市観光協会の間には何か複雑な事情がありそうです
2018年、阿波踊りはやるの?やらないの?
市は今年の阿波おどりについて「市の主導で運営体制を整える」との事
2018年の阿波踊りは行われます
しかし・・・
実は今まで、市観光協会が運営上の負債は市が肩代わりすることになっていましたが、2018年2月にその契約を解消、補助金2,200万も出資しないと決めたそうです
これまでの流れをみると市と徳島新聞社は市観光協会を切り捨てたい趣旨が見え隠れしますね
実際、市観光協会は破産し阿波踊りは市の運営となり、目的が達成されたという事なのでしょうか
その裏事情までは分かりませんが、純粋に阿波踊りを見る人、楽しむ人そして徳島市民の明るい心をこれ以上暗くするような争いは見たくないものです
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