去年の12月にホテルでタイ人風俗嬢が医大生に殺害される事件があった
容疑者は昭和大医学部生の四十宮直樹(よそみやなおき)容疑者(20)
2月9日に殺人の容疑で逮捕されていたが、容疑は否認していた
「殺すつもりはなかった」ということだろう
だが、その後の調べで四十宮容疑者が殺害動機を供述しているとの報道
その内容は外国人への差別感情によるものだった
2月9日、昭和医大に通う20歳の男性が警視庁に逮捕された。
容疑は、昨年12月に東京都台東区のホテルの一室で、派遣型風俗店で働いていたタイ人の19歳になる女性に暴行を加え殺害したというものだ。
報道によれば、逮捕前の調べで「外国人が風俗店に勤務していることや、時給が良いことが許せなく、殺そうと思った」などと容疑者は語っていたという。(参照:「FNNニュース」)
「外国人の風俗勤務を許せず」タイ人女性を殺害した医大生の動機 - ライブドアニュース9日、昭和医大に通う20歳の男が警視庁に逮捕された。2018年12月、派遣型風俗店で働いていたタイ人女性に暴行を加え殺害した疑い。外国人が風俗店に勤務していることなどが許せなかったと話したという
事件の詳細を振り返ってみよう
署によると、昨年12月18日午後8時半ごろ、ホテルの別の客から「男女の争うような声がする」と連絡を受けたホテルの従業員が、5階の部屋から女性の悲鳴とドンドンという音を聞き、通報した。
署員が部屋のドアをノックすると、室内から「ちょっと待って」という男の声がしたという。合鍵で入ると、着衣を身に着けていない女性が、あおむけで、頭から血を流して倒れていたという。女性は翌19日、死亡した。
室内に男の姿はなかったが、窓が開いており、署員がホテル周辺の路上で倒れている四十宮容疑者を発見した。同容疑者は頭蓋骨と腰骨の骨折で入院していたが、退院した9日、殺人容疑で逮捕された。
部屋に残されたリュックサックには、秋葉原で購入した長さ36センチ、重さ835グラムの金属製のトルクレンチが入っており、血液が付いていた。署は凶器とみて調べている。
タイ人風俗嬢殺害か 5階から飛び降り逃走の医大生 - 社会 : 日刊スポーツ東京都台東区のホテルで昨年12月、タイ国籍の19歳の女性の頭を金属製のレンチで殴って殺害したとして、警視庁下谷署は9日、殺人の疑いで昭和大医学部生の四十宮直樹… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
犯行に使われた「トルクレンチ」とは車のタイヤのナットを締めるときなどに効率良く力を加えられる工具
この重さ1kg近い金属の棒は人を殺傷するに十分だろう
四十宮容疑者はタイ人風俗嬢を殺害したあと、5階の部屋から飛び降り頭蓋骨と腰骨を骨折したようだ
自殺か逃亡しようとしたかは明らかになっていない
当初は四十宮容疑者は犯行を否認しているとの報道だったが、その後の報道で殺害動機が明らかになった
「外国人が風俗店に勤務していることや、時給が良いことが許せなく、殺そうと思った」
被害者のタイ人風俗嬢はビザ不要の観光目的で入国していたらしく、不法滞在の疑いがあった
だが、それを一般人が断罪して良い理由はない
ましてや殺害する理由にはならない
四十宮容疑者は昭和大学医学部という私立大学の医学部では標準的なレベルの医大生だった
6年間合計での学費は2,200万円
それ以外にも医学部では必要な費用は多い
経済面でも恵まれた家庭環境だったのではないだろうか
もちろん卒業生はほとんどが国家試験合格を果たしており、医師としての未来が待っているはずだ
一般人からすれば人生のエリートコースと言って良いだろう
それが外国人に対する差別感情によって、転落の道を選んでしまった
人の命を救うはずの医師が逆に命を軽視しているかのような事件も多い
四十宮容疑者はもともと人命を守るために医師を目指したのではなかったのかもしれない
でなければ他人を金属の棒で頭を殴打して死なせることなど出来ないのではないだろうか
私立高校などでは将来性や家庭環境により親から医師になるよう子供に強要させる家庭も多いと聞く
人命を尊び人権を重んじる方に医師になって頂きたいと心より思う
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