豚コレラは人に感染しない!26年ぶりに発生、食肉には影響なし

飲食
豚コレラは人に感染しない!
豚コレラに感染した肉を食べても人が発症することはない

また、市場に出回ることもないということから豚肉を食べることに躊躇する必要がないことをお伝えしてから、この記事を進めたいと思う

 

26年ぶりの豚コレラ発生、発見遅れ拡大か

 岐阜県によると、3日に岐阜市畜産課から県の中央家畜保健衛生所に、死亡豚1頭の病性鑑定依頼があり、病性鑑定と精密検査をしたところ、豚コレラの疑いが生じた。国の農研機構動物衛生研究部門(茨城県つくば市)に精密検査を依頼し、9日午前6時ごろ、陽性が判明した。

養豚場は岐阜市内にあり、8日までに約80頭が死んだ。現在は繁殖豚79頭、肥育豚531頭を飼育。豚コレラの疑いのため、8日午前0時から豚の移動を自粛しているという。

県は今後、24時間以内に養豚場の豚の殺処分をし、発生所の消毒、周辺養豚場での移動制限などを実施する。

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1992年に熊本での発生が最後だったとのことだ

このため畜産業界でも豚コレラが再び発生するとは思っていなかっただろう

YOMIURI ONLINEによると、8月24日に岐阜市より保健所に検査依頼があり、おそらくこの時点で豚コレラを発症していただろうにもかかわらず「熱射病」と診断されていた

岐阜市と言えば最高気温が40℃を超えた多治見市とほど近い

岐阜市でも8月末まで最高気温は35℃を超えていた

 

岐阜県 多治見の気温、降水量、観測所情報

人間でも熱中症で騒がれていたせいか、養豚のついても気温による体調不良と判断されたようだ

ましてや豚コレラについては26年間発生がなかった為に、その検査は行われなかったという

9月3日に急死した豚1頭について、鑑定依頼があり、遺伝子検査の結果、7日になって豚コレラの陽性反応を確認した。この結果を受け、県が8月24日に採取した血液で豚コレラの感染を調べる抗体検査を7日に行った結果、陽性反応が出たという。

このため、この養豚場では発見が遅れ、80頭が豚コレラによって殺処分ということになったのだ

この結果を12日まで公表しなかったことや、当初豚コレラの検査をしていなかったことについて、県は「現時点で詳細は答えられない」としている

 

豚コレラに感染、死亡したイノシシが発見されるも、感染経路は不明

農林水産省では

アフリカ豚コレラは、アフリカ豚コレラウイルスが豚やいのししに感染する伝染病であり、発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病です。

本病は、ダニが媒介することや、感染畜等との直接的な接触により感染が拡大します。
本病に有効なワクチンや治療法はなく、 発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから、我が国の家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され、患畜・疑似患畜の速やかな届出とと殺が義務付けられています。

治療方法はなく、豚コレラ発症が確認された場合は殺処分となる

8月21日に岐阜市内の2か所で、死んだイノシシが1頭ずつ発見されていたことも明らかにした

この亡くなった2頭のイノシシについて豚コレラの検査を行ったところ、陽性反応、さらにもう1頭の死んだイノシシにも豚コレラが確認されたということだ

 

その後、地元では猟友会がイノシシ6頭を捕獲、検査では陽性反応は出なかった

ただし、イノシシも感染する豚コレラは、感染力と致死率が非常に高い家畜伝染病であり、イノシシの行動範囲は数十キロにも及ぶ

今のところイノシシと養豚の豚コレラ感染の関連は明らかになっていないが、岐阜県はもとより近隣の県の養豚場にも注意が必要だろう

繰り返すが、豚コレラは人間には感染しない

豚コレラについて大きく報道されているのは、感染した場合には屠殺しか手段がなく養豚場への被害拡大を防ぐためであり、決して豚コレラ感染を懸念して豚肉を食べることを控えてもらうためではない

これからは鍋も美味しい季節となる

豚肉も欠かせない食材の一つだろうと思う

風評に惑わされることなく安心して豚肉を食して欲しい

 

 

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