ラブホ店長がホテルのアメニティグッズ有料化への対応策を考えてみた

ラブホテル事情

こんばんは。

店内なら目をつむっていても普通に歩き回れると思います。

常駐ラブホ店長わんわんです。

はい。今日も出勤です。

 

さて、今回はプラスチック有料化への流れでビジネスホテルやラブホテルにも影響のあるアメニティ有料化の対策について考えたいと思います

まず、アメニティとは?という方もいると思いますがアメニティとはホテルの客室においてある歯ブラシや使い捨てカミソリ、ヘアブラシなどの事を言います

本来のアメニティと意味とは

広義の一つには、「心地よさ、快適さ、快適性、楽に暮らすために必要なものが整い、整備されていること」、「生活を便利で、楽しくするもの」、「恩恵・特典を追加しうるもの」であり、そうした設備、快適もしくは適度なその環境(自然環境・社会環境)を意味する。

Wikipedia

というように利用者が快適に過ごすように用意されたことやモノ

ホテル関係者ならアメニティと言えばアメニティグッズを思い浮かべますが、それだけの意味ではないようですね

そしてこれまで何十年も前からホテルに当たり前のように無料で客室に用意されていた歯ブラシやカミソリなどが有料化されるといった法案が施行されそうです

その法案が

「プラスチック資源循環促進法案」

プラスチックゴミ削減のための法案です

この法案にはプラスチック製品の代替え製品やプラスチックの使用を低減した製品への転換促進も含まれていますが、現在のところ

手っ取り早く無料で提供されているプラスチック製品は有料化しちゃえば使う人減るんじゃね?

という考えのもと?あらゆるプラスチック製品のサービスが有料化されようとしています

2020年7月に始まったスーパーやコンビニ袋の有料化から始まりストローやスプーン、そしてホテルのアメニティグッズにまでが対象となろうとしています

そして、これらについて従わない事業者に対しては50万円以下の罰金が科されるとなっています

スーパーやコンビニ袋の有料化については実際のところプラスチックゴミが削減出来たと明確な結果が示されていないために未だ批判も多い状態です

コンビニの袋やストロー、スプーンなど今まで当たり前のように無料で提供していたものが有料となり経費削減となると考える店舗オーナーの声も聞かれます

これまで当然のように客室に常備していた歯ブラシやカミソリなどが有料化することについてはホテルのオーナーや従業員には様々は考えが浮かぶことでしょう

ですが、決定してしまえば従うしかありません

では、ホテルのアメニティグッズ有料化にお店側はどのように対応していけば良いのでしょうか

客室にアメニティグッズを置かない場合

これまでとは違い、客室にはアメニティグッズを置かない場合を考えてみました

小物がない分、清掃は簡略化出来て楽になるかもしれませんね

客室の自販機で販売し、お客様が必要な物だけを購入する

最も合理的な方法でしょうか

客室の自販機、例えばアダルトグッズなどを販売している自販機に歯ブラシやカミソリなどそれぞれ入れておきお客様が必要な物だけ購入して頂く方法

この場合、元々自販機に入っていたアダルトグッズたちには自販機から出て行ってもらうしかないですね

自販機なら気軽に購入出来ていたアダルトグッズをフロントへの注文となることで躊躇うお客様もいるかもしれません

これまでアダルトグッスを販売していた時に比べ、自販機の利用頻度はかなり多くなるでしょう

清掃の従業員には自販機への補充という手間がかなり増えそうです

有料化対象のアメニティすべてをセットにして注文に応じてフロントから届ける

有料となるアメニティをカゴや袋でセットしておいて、お客様から注文があればお届けするという方法

今まで部屋にあったものをフロントに注文して持ってきてもらうというところがお客様にとっって煩わしいと感じることでしょう

しかもそれが有料

まあ、お上からのお達しなんで苦情を言ってくるお客様がいてもごくわずかだとは思います

販売する金額は原価にするか、多少赤字になってもすべてセットで100円にするなど

今まで無料で提供していたものなので1円とか10円とかのの価格設定でも良いかもしれませんが、極端に安価な金額でも法的に許されるものなのでしょうか

歯ブラシカミソリなどそれぞれ価格をつけて注文により届ける

これはお客様にとって必要な分だけ届ける方法となりますが、フロントからお持ちする手間がかなり増えそうです

必要なアメニティを入室時にまとまてフロントに伝えてくれれば手間もかからないかもしれませんが、使う際にその都度注文が入るとなると何度も電話連絡、客室へのお届けとなってしまうかもしれません

客室自販機のないホテルやお届けの労力が気にならないようなら検討対象となりそうでしょうか

客室に今まで通りアメニティグッズを置く場合

客室内はこれまで通りでお客様も清掃従業員の仕事もこれまでと何も変わらない方法

室料以外にアメニティグッズ料金を別途加算する

現在の部屋料金の別途追加料金を頂くというもの

ここで利用したいのが「サービス料」

ラブホテルではあまり聞かないかもしれませんが、ビジネスホテルや旅館などではよく聞きますね

「サービス料」は「奉仕料」とも呼ばれますが、では何に対するサービス料なのかと聞かれると難しいものがあります

例えば客室の清掃やフロントマンによるお客様からの依頼や質問などの対応

それらは部屋料金に含んでいるのではないかという疑問を持つお客様もおられますがもっともな意見だと思います

さて、お客様に対して「サービス料」とは何かを説明する最適解はいずれ考えるとして、この「サービス料」としてアメニティグッズの代金を部屋料金とは別途で頂くという方法はどうでしょうか

これならば今まで通り客室にアメニティを設置して自由にお客様に使ってもらい、部屋料金をは別にアメニティグッズの代金を頂けることになります

ちなみに「サービス料」は部屋料金の5%~10%が一般的のようです

ホテルシステムを導入しているラブホテルでは自動的に「サービス料」を加算するのは問題ないでしょう

 

ただ、これについてはアメニティグッズを全く使わないようなお客様には不公平感を与えることにはなりそうです

POPなどで事情を説明して理解を求める工夫は重要でしょう

 

 

今回のプラスチック新法案は小泉環境大臣が指揮をとって発案されたようですが、総裁選後の新内閣ではどうなるでしょうか

環境大臣が別の方になってもやはりホテルアメニティの有料化は止まらないのでしょうか

出来ればすでに始まってしまっているコンビニ袋の有料化などの改案もふくめ含め、安易にあらゆるプラスチック製品の有料化をするのではなく、本当にプラスチックゴミ削減に繋がると思えるような方策を打ち出して欲しいものです

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