成人男性の18歳未満の児童に対するわいせつ行為、売春行為がニュースに取り上げられることは多いがその逮捕にツイッターなどSNSでの書き込みがきっかけとなっているようだ
児童がお小遣い欲しさにSNSに売春相手を募集する書き込み、いわゆる援助交際の募集を警察のサイバーパトロールが巡回して発見
そこから捜査が始まり児童にお金を支払ってわいせつ行為をした者が逮捕されるといったケースが増えている
高校3年の男子生徒(17)にわいせつな行為をしたなどとして、神奈川県警栄署などは28日、児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで、埼玉県立高校教諭、段坂俊介容疑者(42)=同県所沢市緑町=を逮捕した。
「(男子生徒の)年齢が18歳以上だと思っていた」などと供述している。
逮捕容疑は6月9日午前11時半ごろから約20分間にわたり、東京都渋谷区の商業施設の男子トイレ内で、都内に住む男子生徒に現金7千円を渡し、わいせつな行為をしたとしている。
神奈川県警のサイバーパトロールで、会員制交流サイト(SNS)に少年自身が相手を募集している内容の書き込みを見つけたことから、事件が発覚した。
産経新聞
サイバーパトロールとは
警察が推進しているサイバー補導の取り組みにおいて、コミュニティサイトに補導の対象となる書き込みがないかどうかをチェックしてまわることである。
サイバー補導はインターネットを通じて児童売春などの行為を行っている少女らを補導する取り組みであり、身分を隠して接触を図り、対面した際に補導するといった方法で行われている。
weblio辞典
神奈川県警察本部ではサイバーセキュリティ対策本部がその役割を担っているのだろうと思われる
ここで目を引くのが、その捜査方法
身分を隠して接触を図り、対面した際に補導するといった方法
つまり、18歳未満の児童らしき少年少女の売春相手募集の書き込みに一般の成人男性のフリで接触し、事実が認められれば補導するということだ
いわゆる「おとり捜査」に近いものがあるだろう
それはともかくとして補導された児童から証拠がみつかれば、それまでの売春相手も芋づる式に逮捕ということになる
ツイッターやラインでのやり取りなど残されていれば有力な証拠となる
過去に18歳の未成年児童に売春行為、援助交際を行った者はいずれ発覚することは覚悟しておかなくてはならない
ツイッターやラインの経歴削除は有効か
ツイッターやラインなどでの児童とのやり取りが有力な証拠となるならば、削除しておけば証拠が残らないと考える者もいるだろう
だが、警察ではそういったSNSでの経歴の削除を復元することは容易いようだ
池袋のラブホテルで北島瑞樹容疑者が36歳女性を殺害した事件
女性は自殺願望がありツイッターで北島瑞樹容疑者とやり取りをしていたが、北島瑞樹容疑者はその内容を削除していた
だが、警察の解析によりその内容は復元され明らかになった
もちろんツイッターやラインなどのサーバーにもその記録があり警察の要請によりログが提供されることも十分考えられる
ツイッターで援助交際の書き込みを探してみる
単純に「#援交」ではなかなか見つからないかもしれない
「#円」「#えん」「#ぷち」「#p活」などといった隠語が使われている
ここではそれらのアカウントを掲載しないが、ツイッターだけでも援助交際のアカウントをかなりの数見つける事が出来る
ホ別 ゴム有 2.5
ゴム無 3
プラス交通費
意味が分かる方は多いのだろうか
詳細な金額などはDMでという内容もある
ちなみに日本には売春防止法があり以下のことは違法とされている
「何人も、売春をし、又はその相手方となってはならない」(3条)
「この法律で『売春』とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう」(2条)
だが、行為をした者に対して逮捕・起訴されたりはしない
18歳未満の児童であれば話しは別だ
今後も児童買春など18歳未満を性犯罪に及ばせないためにサイバーパトロールでの摘発は強化されていくだろう
「18歳未満とは知らなかった」との言い訳は効かない
逮捕されたくなかったら相手の年齢には十分は注意が必要だ
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