【札幌】アパマンショップで爆発の原因、消臭スプレーの可燃成分「ジメチルエーテル」とは?

事件・事故
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札幌市豊平区平岸の飲食店及び不動産会社が入る木造モルタル2階建ての建物で起きた爆発

アパマンショップが全壊する大きな爆発であったが、幸いにも死者は出なかった

札幌市の店舗爆発でけが40人超、爆発元は飲食店ではなくアパマンショップ?
16日の夜、札幌で起きた爆発は大きな音と火災で近隣住民を不安の渦に巻き込んだ 現在のところ死者の報告はないが、6人と連絡が取れないとの事で安否が気遣われる 16日午後8時半ごろ、札幌市豊平区平岸の飲食店が入るビルで大きな爆発音があり...

16日午後8時半ごろ、札幌市豊平区平岸で爆発があり、居酒屋や不動産会社の事務所などが入る2階建ての建物が全焼しました。

この火事で、居酒屋の客など42人がけがをし、このうち、不動産会社の33歳の男性従業員が顔にやけどをする重傷を負いました。

また、現場周辺では、少なくとも20棟の建物と26台の車で、窓ガラスが割れるなどの被害があったということです。

捜査関係者によりますと、不動産会社の関係者は「爆発の前、室内で廃棄処分する除菌消臭用のスプレーおよそ120本をまいた。手を洗うため給湯器のスイッチを入れたら爆発した」と話しているということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181217/k10011749811000.html

使い終わったスプレー缶などはガスを抜くため器具で穴あけた後廃棄することはもはや通例となっている

現在では穴あけ時に破裂などの危険があるため、穴あけ不要としている自治体もある

静岡市:スプレー缶穴開け不要 事故受け回収法変更 /静岡 - 毎日新聞
 静岡市は4月1日から、これまで穴を開けて出すことを求めていた家庭ごみのスプレー缶やカセットボンベについて、穴を開けずに出すルールに変更する。缶に穴を開ける際に破裂し火災になる事故が他地域で相次いでいるためで、市民への周知に力を入れる。

札幌市でも穴あけは不要だが、使い切って廃棄することとなっているようだ

 

が、しかし・・・

今回の爆発事故で驚くのは

1つめは120本ものスプレー缶を1度にガス抜きしたこと

そして2つめはその後、湯沸かし器を点火したことだ

爆発が起きる前、隣の居酒屋では異臭を感じて事前に避難を始めていた

そのような状況で何の疑問も感じることなく、湯沸かし器を点火させるとは正常な判断ではない

これを受けてか、アパマンショップの株価は一時急落した

今の所、アパマンショップからの公式な謝罪は行われていない

12月18日 APAMAN株式会社のホームページにて謝罪文が公開された

APAMAN株式会社
APAMANグループは、「不動産総合サービス」を通じて社会に貢献してまいります。

また18日午後にはパマンショップリーシング北海道・佐藤大生社長自ら謝罪会見

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その際、処分した消臭スプレー缶はすべて新品であったとのこと、また処分作業時には窓は締め切られていたことが明らかになっている

この消臭スプレー缶はボタンを押すと4分間の間、噴射し続けるものだという

 

今回爆発の原因となった除菌消臭スプレー缶だが、北海道ニュースUHBの画像から商品名と製造元が判明した

北海道ニュース UHB | UHB:北海道文化放送
78年ぶりクマ出没情報から1週間 新たに臨時休校 住民困惑続く…立ち入り規制なし 北海道

ヘヤシュ 消臭・除菌スプレー

会社概要|heyash【ヘヤシュ】|お部屋専用消臭シリーズ
他の香りでごまかさないニオイのない空間なら「heyash【ヘヤシュ】」

静岡にある会社で除菌消臭関連の商品を製造、販売しているようだ

 

日本経済新聞によると

店で使われていた消臭剤を販売する静岡市の会社によると、スプレーは1缶200ミリリットル入り。内容物の原材料メーカーは17日夜、可燃性のジメチルエーテルを使用していたと明らかにした。

可燃性のジメチルエーテルとはどういったものなのだろうか?

スプレー噴射剤などとして使われるほか、灯油に近い燃焼特性と液化石油ガス (LPG) に近い物性を持つため、近年の原油価格高騰の中、中国などを中心として、LPG代替の民生用都市ガス原料(プロパンに20%配合)や自動車用・産業用燃料の実用化が進んでいる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ジメチルエーテル

スプレー缶で内容物を噴射するために使用されているようだ

 

「LPガスに近い特性」を持つとあるが

火災や爆発の危険があるが、爆発下限は液化石油ガス(LPG)の2倍程度とやや安全性が高い。

ジメチルエーテルが爆発するにはLPガスの2倍の濃度が必要ということだ

このため、引火の危険のあるドライヤーを使うときのヘアスプレー、またエアダスターにも使われているとの事

 

とは言え、これが室内に大量に充満すれば爆発を引き起こすのは当然のことだろう

もちろん、「ヘヤシュ 消臭・除菌スプレー」には「可燃性」「火気厳禁」などの表記があったはずだ

 

先程のNHKのニュースでは

爆発のメカニズムを研究している東京大学大学院工学系研究科の土橋律教授は現場周辺を撮影した映像などから、「かなり遠いところまで火が燃え広がっているため、建物の内部には大量のガスがたまっていたと推測できる。ある程度遠いところでも爆風で窓ガラスが割れており、これだけ大規模な爆発の被害は珍しい」と指摘しています。

と報じられている

かなり古い建物であったことから室内以外にも、建物の隙間に入り込んだガスが大きな爆発を呼んだのだろう

メーカーが行った試験では、1本分を噴射してライターの火を近づけても爆発しないことが確認されているということです。

今回の爆発事故のように100本以上のスプレー缶を1度にガス抜きすることは一般家庭ではあり得ないことだが、スプレー缶の中には可燃性の成分が含まれていることは周知しておくべきだろう

 

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