12月16日にノンタブリー県のムアントンタニコンプレックスで行われるミス・ユニバース世界大会
シンガポール代表のザラ・カナムさんがその世界大会で着るドレスが発表されたのだが、ネット上で酷評が相次いでいる
シンガポールのミス・ユニバース代表ザラ・カナムさんが29日、12月の世界大会で、6月に同国で開かれた米朝首脳会談を記念した米朝の国旗入りドレスを着ると発表したところ、ネット上でデザインへの批判が殺到した。
「シンガポールが誇れるのは会談場所になったことだけなのか」などと自嘲的な声も出ている。
ドレスはスカート中央部分に、トランプ米大統領と金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の握手をイメージした図柄があり、裾付近にマーライオン像などシンガポールの観光名所が描かれている。背中にはハトを模した羽が付けられ、デザイナーは地元メディアに「平和への願いを込めた」と説明した。
だが、大手紙ストレーツ・タイムズがドレスを紹介する記事をネットに掲載すると、6時間で約500件のコメントが殺到。「話題性狙いで俗っぽい」「こんな恥ずかしいドレスを着る代表がかわいそう」など、ほぼ全てが批判する内容だった。
https://www.asahi.com/articles/ASLCZ44YXLCZUHBI01L.html?iref=comtop_photo
米朝首脳会談は今年の6月12日にシンガポールにてアメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との間で行われた
アメリカと北朝鮮の首脳が同じテーブルにつき、互いに握手を交わした上に北朝鮮の非核化への内容を盛り込んだ両国間の合意は国際的に平和への道を示すものとして称賛された
ノーベル賞発表時には両首脳が平和賞を与えられるのではないかという噂もあったほどだ
しかし、その後半年近くの間、北朝鮮から具体的な非核化についてのスケジュールが報告されず、アメリカ外交部はもちろん世界各国からも米朝首脳会談は単なるパフォーマンスだったとのではないかとの声が上がっている
米朝首脳会談直後はトランプ大統領が
「恋に落ちた」
とまで発言していた北朝鮮の金正恩委員長に対しても、今では興味を失ってしまったように見える
そんなトランプ大統領と金正恩委員長との米朝首脳会談をモチーフにしたデザインのドレスが世界大会での衣装となったために、シンガポール国民の中でも非難の声が上がるのも無理はないだろう
2017年のミス・ユニバース世界大会での衣装を見てみると確かに各国それぞれが自国の特色を活かしたデザインとなっている
中には「??」と思うものもあるが80カ国以上が参加する世界大会でアピールするためには思い切った斬新なデザインで注目集めるのも必要な事なのだろう
これらの各国の衣装の中でなら、今回のシンガポール代表のデザインがそれほど奇抜なものではないように見える
ただ、やはり米朝首脳会談がシンガポールを象徴する行事だったとはあまり思えないし、今のアメリカのトランプ大統領の貿易についての強行な政策や北朝鮮の金正恩委員長の進まない非核化やその態度を見ると好印象に受け取られるとは考えづらい
逆効果となりそうな気配すらある
まだテニスのWTAファイナルを題材にした方が良かったのではないだろうか
ちなみに今年の日本代表は三重県代表のタレント加藤遊海さん
1996年7月10日生まれで身長は173cm、B84・W62・H89
シンガポール代表のドレスのデザインが変更されるのか気になるところだが、日本代表の加藤遊海さんの世界大会の結果にも期待したいと思う
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