韓国のレストランなどの飲食店で一度客に提供した食材の再利用が当然のように行われていたことが物議を呼んでいる
まさかそんな事がと思うかもしれないが、それがなんと政府公認
法律によって取り決めがあり合法とされているのだ
日本人にはにわかに信じられない話
だが韓国ではこれは日常の光景らしい
韓国旅行などで韓国の料理店で食事をされた方も多いだろう
あなたに提供された料理は前の客に出された料理の再利用だったかもしれない
「それは残飯を次の客に出すということか?」と思うかもしれないが、これは韓国の国家行政機関である食品医薬品安全処が「ビュッフェレストラン等の衛生ガイドライン」として告知しているもので、たとえ残飯でも食材の再利用は韓国において合法な行為である。
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もう政府が了承しているのではどうしようもない
店側は率先して食材の再利用に励むことだろう
韓国のビュッフェ形式のレストランを含む一部の飲食店は、腐敗や汚染する可能性が少ない食材に対して合法的に再利用が許されており、一度客に出したものや陳列したものでも、次の客に出すことが可能(バイキング形式のビュッフェレストランだけでなく店員が客のテーブルに料理を持ってくる「一部の飲食店」も食材の再利用OKとのこと)。
気になるのは「ビュッフェレストラン等の衛生ガイドライン」の内容だ
具体的にどのような食材をどうやって再利用して客に提供しているのか
まさかどんな食材でも見た目大丈夫そうなら再利用している訳ではないと思うのだが・・・
あくまで一例だが、レタス、ごまの葉、唐辛子、にんにく、ミニトマト、葡萄、キンカンなどは改めて洗えば一度客に出したものでも次の客に再利用可能。バナナ、みかん、ライチ、ピーナッツ、クルミなどのナッツ類は皮をむいていない場合は一度客に出したものでも次の客に再利用可能。
さらに塩、チリペッパー、胡椒などのスパイス、ライス、白菜キムチやカクテキなどのキムチ類は、客がフタを開け閉めして取り出す状態になっているものに限り、一度客に出したものでも次の客に再利用可能。
普通の野菜や果物が洗うことで再利用可能としている
まあ、百歩譲ってミニトマト、葡萄などは見た目が大丈夫なら問題なさそうだが、レタスやごまの葉などの葉物類は心理的には頂けない
洗えば大丈夫ということならこれらのほとんどの食べ残しは再利用可能になってしまうのではないだろうか
ライスも対象になっているが、これはどういうことなのだろう
旅館などでは個別に小さいおひつを用意してくれて、自分が必要な量だけお茶碗に取り分けて食べることもある
こういったものの残りを集めて再利用するといったことだろうか
一度客に提供したものはその場でどのような扱いが行われているか分からない
万が一何か得体の知れない物を入れられてる可能性もなくはない
さらには店側の拡大解釈によって決めたれたガイドライン以外の食材も再利用しているのではないかと疑念が生まれてしまう
あれがいいならこれも大丈夫だろう
経費削減を願う店側にはこういった心理が生まれることは容易に想像出来る
今年8月にはシーフード専門ビュッフェレストラン「トダイ」(Todai)が売れ残った寿司を再利用したとして問題となり食品医薬品安全処の調査を受けることとなった
食材の再利用の内容は以下の通り
売れ寿司で集めた蒸しエビや会などを刻んだ後、ロールいなり寿司などの材料で再利用
売れなかったものを再冷凍した後、解凍してお客様に提供
中華コーナーなどで、売れ残りの各種てんぷら類もロールを作る材料として再利用
「トダイ」は謝罪文を発表
「10年の間信じて愛してくださったお客様の信頼を崩しせてしまって深い謝罪の言葉を申し上げる」
食材の再利用が公認の韓国でも、あまりのやりすぎた行為に非難の声が大きかったようだ
食材の再利用で思い出されるのが大阪にあった高級料亭「船場吉兆」
お客の食べ残しをグループ店で使い回していたことが発覚、非難を浴び吉兆グループは廃業に追い込まれた
https://ja.wikipedia.org/wiki/船場吉兆
その他に産地偽装なども行っていたため、食材の再利用の話題だけが吉兆を経営難に陥らせた要因ではないかもしれないが、もし韓国で営業していた店であれば未だに存続していたかもしれない
食材の再利用についてはこの飽食の時代において資源の有効利用という点において検討すべきかもしれないが、やはりお金を払って飲食店で食事をとる場合には前の客の食べ残しが入っているかもとは考えたくはない
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