昔から畑で泥棒などは絶えず存在していたのだろう
だが、ここ数年農家への大規模な窃盗が多すぎる
農家の方が丹念に育てた作物を一晩にして大量に盗む
農家の方のショックと生活への不安はいかばかりだろう
今回、作物や設備など農家に対する窃盗の数々をまとめてみました
もくじ
農家「頭が噴火しそう」 水用バルブ201個盗まれる
2018年8月20日
稲刈りを控え、こうべを垂れ始めた稲穂。だが、犯人の興味は米ではなく真鍮(しんちゅう)製のバルブだ。田んぼに供給する水の量を調整する、いわば水道の蛇口のような役割。これがこの辺り一帯で、一晩のうちに201個も盗まれたという。皮肉にも本来、稲刈りに備えて水の量を絞る時期。それにしても、広大な田んぼ。点在するバルブを探し、200個以上を取り外すだけでもかなりの労力を必要とするはずだ。しかも、重さは一つ1.5キロほど。201個となると300キロ以上の重量になる。
一晩のうちに水用のバルブが201個盗まれる 頭噴火しそうと農家が怒り心頭 - ライブドアニュースある地域で、田んぼの水用バルブが一晩のうちに201個も盗まれたという。犯人は分からず、バルブを盗まれた農家は「頭が噴火しそうだ」と怒り心頭。重さは1個1.5キロほどで、201個となると300キロ以上の重量になる
こんなもの盗んでどうするのって感じですが、お金になるから盗むんでしょうね
バルブの材質は真鍮
売れば30万円くらいになるとのこと
おそらくこのまま売ることは出来ないので、どこかで溶かして別の形状にしてから売りさばくつもりではないでしょうか
銅の融点は1,085℃ 亜鉛の融点420℃
総重量300kgとのことですから、お家で出来る作業ではないですね
長雨で高騰、収穫前のミニトマト140キロ盗難
2018年08月17日
北海道砂川市内の2軒の農家で7月下旬~8月上旬、収穫前のミニトマト計約140キロ(時価約11万6000円相当)が相次いで盗まれた。砂川署は、複数犯による窃盗事件とみて調べている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180817-OYT1T50057.html
この事件ではミニトマトの盗み方について、トマトのヘタ部分からキレイに摘み取っているため、農業の関係者の犯行とも見られています
トマトのヘタの部分がついていないと商品価値はかなり下がるようですね
楽天などでもミニトマトが販売されています
[訳あり]大小不揃い 3kg3,980円など・・・
こういうのを見るとちょっと怪しんでしまうのですが、真っ当な農家の方なら申し訳ないです
ちなみにこの金額だと140kgで18万5千円くらいでした
ミニトマトを盗んだ者がどうやって販売しお金を手に入れるのか分かりませんが、同じ苦労を知る農家の方の犯行ではないと思いたいですね
「甘ひびき」500個盗まれる 安城特産の幻のナシ
2018年8月5日
1玉500~1000円で販売される愛知県安城市特産の大玉のナシ「甘ひびき」が大量に盗まれる被害が起きていたことが分かった。安城署が窃盗事件として調べている。
署によると、被害が分かったのは先月30日朝。安城市東端町のナシ農家に70本ある甘ひびきの木のうち、40本から計500個ほどがなくなっていた。
301 Moved Permanently
「甘ひびき」は2010年に品種登録され、その大きさと甘さで「幻のナシ」として大人気らしいです
他の品種には目もくれず「甘ひびき」だけを狙っての犯行なのだとか
「木を大きくするのはとても難しく、今年ようやくまとまって実が付いたと喜んでいたのに」
と71歳で女性の生産者は語っています
窃盗された「甘ひびき」が彼女の元に戻るのは難しいかもしれませんんが、せめて犯人だけは捕まって欲しいものです
野菜高騰「高く売れる」白菜窃盗疑いで農家の男逮捕 愛知県警
愛知県豊橋市内の畑から白菜約160個を盗んだとして、県警豊橋署は1日、窃盗の疑いで、同市神野新田町セノ割、トマト農家、塩野育男容疑者(40)を逮捕した。野菜価格の高騰を受け「市場に持ち込めば高く売れると思った」と容疑を認めているという。
産経新聞:産経ニュース産経新聞社のニュースサイト。政治、経済、国際、社会、スポーツ、エンタメ、災害情報などの速報記事と解説記事を掲載しています。
こちらは犯人が捕まっていますが、残念なことに犯行に及んだのは同じ農家の人間だということです
署によると、塩野容疑者は盗んだ白菜を豊橋市内の市場に納入していた。自宅から野菜の卸会社で白菜を売った販売伝票が見つかった。
トマト農家の塩野育男容疑者が大量の白菜を卸業者に売ったことで犯行が明らかになったということでしょうか
別の3件の白菜窃盗も関与を認めているようです
なんとも残念な話ですね
農家とJAが協力して被害を抑制
昨年11月中旬にロメインレタスの盗難事件が発生した八千代町では、JA常総ひかりが中心となり、盗難の発生防止を呼び掛けている。事件後、JAは地元を管轄する下妻警察署の許可を得て、同署への連絡先を記載したA3判のポスターを作成した。
JAはポスターを生産者へ配布するとともに、担当職員が収穫を予定している圃場(ほじょう)を巡回。作物に異常がないか監視を強化することで、産地ではその後、大きな盗難事件は発生していないという。
ページが見つかりません。 / 日本農業新聞公式ウェブサイトnot found 404
盗難防止なら監視カメラなどが思い浮かぶが、広大な面積をカバーするにはかなり大掛かりな設備が必要となりそうだし、高齢者が多い農家ではなかなか普及も難しいと思われます
茨城県のJA常総ひかりでは注意喚起のポスターやJA職員自ら見回りを行って被害を防いでいるようです
農家を守るためにはこういった人同士の助け合いが必要なのでしょう
こういった行いが各地で広まって、盗難被害なく農家の方が作物を安心して出荷出来るようになることを望みます
コメント