熱中症での死者や救急搬送搬送の話題が昔に比べて多くなったと思いませんか?
年々、気温の高い日が多くなったことはもちろん大きな要因ですね
こちらは気象庁の東京の平均気温データ140年分を東洋経済オンラインが視覚化したもの
年々、気温の高い日が多くなっているのが明らかに分かりますね
このような気候の中で熱中症にならない身体作りをするにはどうすれば良いのでしょうか
もくじ
熱中症の時、体内ではどんなことが起きているのか?
なぜ「熱中症」で死に至るのでしょうか
簡単に言えば、
体内が40℃を超えるからです
この時血液はドロドロで流れが悪くなり、酸素や栄養が送られず臓器不全を起こします
血液は車のエンジンでいうラジエターの冷却水の働きもしますが、血栓も発生し血液が流れないために体内を冷やすことが出来ません
もちろん脳にも影響があり、意識は保てなくなります
ドロドロの血液をなんとか流すために、心臓はさらに高圧で押し出そうとしますが発熱を促してしまいます
また各臓器の炎症は高熱は発生させ、体温はさらに上がります
こうなると外から冷やしても臓器は障害を起こし回復は望めず、死に至るしかないのです
これが熱中症に限らず、体温が40℃を超えると危険な理由です
もし体温が42℃を超えたら・・・
体温計に42℃以上の数値がないことからもお分かりだと思います
生き残るには臓器がダメージを負う前に保冷剤などで体温を下げ、水分を補給して体内の血液の流れをスムーズにしてやることです
出来れば一刻も早く病院で処置をするべきでしょう
熱中症になりにくい体には筋肉が重要
体の外からの水分補給が不足してくると、体内の水分でそれを補おうとします
そこで重要なのが筋肉量
脂肪が水分保有率10数%なのに対し、筋肉はなんと70%以上!
筋肉がしっかりついている体の方が体内の水分保有率が高いのです
それを考えると何でも自動、電動となり、体を動かすことが少なくなった現代人が熱中症になりやすいと考えることが出来そうですね
ちなみに体を動かすことが多かった昔の人も、高齢になると体内の水分保有率が低くなるのは仕方のないこと
赤ちゃんのころは水分保有率80%と言われています
ぷるぷるですもんね
羨ましい・・・
成人になると60%、年を重ねるごとに水分保有率は下がってきます
高齢者ほど熱中症で死亡する割合が高いのもこういった理由があるからです
熱中症を防ぐ食べ物って何?
体内の保水力を上げるには「ねばねば食材」が良いらしいです
山芋、おくらやもずくなどの海藻類
他は血液をサラサラにしてくれる納豆
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どれも美容にも良い食材ですね
肌の保水力をアップさせる食材は熱中症予防にも良いようです
体を冷やす効果のある夏野菜、キュウリ、トマト、ナス、レタスなど、この暑い時期に食べると火照った体を癒やす効果がありますね
冷たいお茶とキュウリのお漬物なんて、水分と塩分も同時にとれていい感じ
なんか昔の田舎では良くある風景ですけどね
果物ではスイカ
スイカはどちらかというと野菜に分類されるようですが・・・
体を冷やす効果があり水分も多く補えて、塩をつけて食べることによりミネラルも補給
こうしてみると、昔の生活には熱中症を予防する知恵が当たり前のように存在してたのですね
現代人は自然と離れて、自然を敵にまわしてしまったのか
自分で歩くことが少なくなり、食生活も加工品ばかり
人間は自然のものを遠ざけて楽で便利なものを追い求め、それが自分たちを苦しめる結果となってしまったのかもしれません
住宅の造りや食生活、自然がもたらす恩恵
私達は日本人として日本の気候で行きてきた昔の人々の知恵に目を向けて、活用していくべきではないでしょうか
参考にさせて頂いたサイト
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