海外でスマートフォン利用者の死亡事故がいくつか報告されている
それらはスマートフォン充電時に発生しているようだ
それぞれのケースをみながら原因を考えてみる
もくじ
スマホ充電中に端末が爆発し死亡
オリッサ州ケリアカニ村に住むウーマ・オラムさん(Uma Oram、18)は3月16日、スマートフォンの爆発によって命を落とした。彼女は当時、自分の部屋にてスマートフォンで親戚とのチャットを楽しんでいた。バッテリーが無くなりそうになったが会話を続けたかったウーマさんは、充電ケーブルにスマートフォンを繋げたまま使用していたという。
スマートフォンが突然爆発してウーマさんは左腕と胸そして脚を負傷
負傷箇所は焼け焦げた状態で、搬送された病院にて死亡が伝えられた
その際、使用していた機種は「ノキア 5233」とされている
画像はノキア 5233
2010年モデルであり日本国内ではほぼ使用されていないと思われる
リチウムイオンバッテリーの危険性
エネルギー効率の高いリチウムイオンバッテリーはその高いエネルギーを薄小さなパッケージに凝縮して利用される
そういったバッテリーが経年劣化や破損などで、充電中にショートもしくは爆発を起こすことが考えれている
充電中の利用はもちろん、通常開けることの出来ないバッテリーカバーなどを自力で開ける、またはバッテリー交換するといったことは避けた方が懸命と言えそうだ
充電中の死亡事故、イヤホンが耳の中で溶ける
ルイザ・フェルナンダ・ガマ・ピンヘイロさん(Luiza Fernanda Gama Pinheiro、17歳)は18日午後5時頃、自宅で意識を失って倒れていたところを彼女の祖母が気づき、ルイザさんはすぐに病院へ搬送されたが死亡が確認された。
祖母の話によれば、発見当時のルイザさんは耳にイヤホンをつけたままであったという。また非常に強い電荷が原因で故障したと思われる、充電器に差し込まれたままのスマートフォンが彼女のそばに置かれていたのも同時に見つかった。
医師の話でが彼女の耳の中でイヤホンが溶けていたとの事
また事故当時は雷をともなう暴風雨が発生していたが、関連性は分かっていない
もしかしたら、外の様子を見るために窓を開け端末や手が雨で濡れてしまったかもしれない
また、充電器についても模造品など品質の良くない製品の場合、バッテリーとの相性が悪く事故を引き起こす原因となっているのではないかという考えもある
死因は感電死とみられているが、その原因はまだ分かっていない
浴室にてスマホ充電、浴槽に端末を落とし感電死
クセーニヤ(Kseniya)・Pさん(12歳)は学校の後にバスケットボールをして帰宅すると、お風呂に入った。その時、母親は夕飯の支度をしており、浴室に入ったはずの娘があまりにも静かなので様子を見に行くと、浴槽の中で頭を湯に沈めて変わり果てた姿となった娘を発見した。浴槽にはスマホが浮かんでいたという。母親はすぐに救急車を呼び、隊員らは少女の蘇生を試みたがなす術はなかった。
浴槽内にいた彼女は電源に充電器をつなげたままスマホを充電して利用していたところ、スマホを浴槽内に落としてしまい感電死したものとみられている
話によれば浴室内に電源(コンセント)があるらしく驚くべき事だ
日常的に利用していたのであれば、スマホでなくとも感電の危険性は高い
親がそういった利用を注意していたかは分からないが、浴室でさえもスマホを離せなかった彼女がそれほどまでに手放せない理由があったのだろうか
非常に残念でならない
スマートフォン充電中は利用を控える
古い機種でなくとも充電中のスマホの操作は、端末に負担をかけ故障の原因となるため控えるようにとなっている
また充電器についても粗悪な模造品でないか確認することも重要だろう
万が一には死に至らしめる事もあるスマートフォンでの事故
楽しい会話やメッセージのやり取り中に不幸な事故が起きないよう、受電中の利用は避けるようにしたい
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