子供を2人持つある主婦が、待機児童がなかなか認可保育園に入れないとこに疑問を感じ、「それならば自分で作ろう」と保育園設立に準備を進めている
待機児童数が県内最多の千葉県市川市で、2人の育児真っ最中の女性が保育園を設立した。きっかけは昨年2月に自身の息子が認可保育園の抽選に漏れたこと。「地域に開かれた保育園」を目指し、保護者や地域の人たちが集えるコミュニティースペースも併設する。4月に本格オープン予定で、3月22日までインターネットのクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。
どうやって自分で保育園を設立するの?
内閣府の「企業主導型保育所」制度を活用
企業内で子供を持つ親が子供を預けられる保育サービスだが、地域の子供も受け入れる事が出来て、政府からの助成金もある
ダイバーシティ工房代表の不破牧子さんはお父様が始めた塾をNPO法人化して発達障害や経済的な困難を抱える家庭の子どもたちの支援を行っている
そのNPO法人の「企業主導型保育所」として保育園の設立を開始したということだ
さらに保護者同士の交流などに使えるスペースも作り「地域の人や卒園した子どもたちも過ごせる場所にしたい」そうで、その交流スペースは助成対象外のためクラウドファンディングで資金を募っている
定員は0歳児6人、1~2歳児22人の計28人を予定
ちなみに保育士の必要人員は
0歳児 3人に対し1名
1,2歳児 6人に対し1名
3歳児 20名に対し1名
4,5歳児 30名に対し1名
と最低基準が決められています
自治体によって多少異なるようです
まだまだ遠い待機児童ゼロ
3月6日日本経済新聞の記事
待機児童の多い首都圏の東京23区と政令指定都市で、今年4月に認可保育所に入所を希望する人が、受け入れ枠を2万人余り上回ることがわかりました
日本経済新聞
子供は減っているが所得の減少で共働きの世帯が多くなりったため、預けたい子供の数が増えて保育園の数が足りない
また、保育士不足も問題
これには給与や労働環境の改善も必要でしょう
無認可保育園での保育環境の問題もあり、認可保育園を希望する親が多いのも要因となっているようです
政府が20年も掲げてきた待機児童ゼロですが、こういったニュースが待機児童について今後の希望となると良いですね
コメント