様々な企業からスマートフォン決済サービスが提供されていて、どこを重視して使うか迷うところ
多くの○○Payから選ぶ基準はキャッシュバックの還元率と便利な機能があるか支払い出来る加盟店が多いかということろだろうか
それぞれが他社との差別化を図る中、LINE Payがスマートフォン決済では初の銀行口座振込に対応する
スマートフォン決済の「LINE Pay」が、個人や法人の銀行口座に振り込みができるサービスを始めることが分かりました。国内のスマホ決済では初めてだということで、家賃や習い事の月謝などの振り込みの需要を取り込み、使いみちを広げることで利用者の拡大を図るねらいです。
関係者によりますと、「LINE Pay」は9日にも、銀行振り込みができる機能をアプリに追加します。
これまでもLINE Payではチャージした残高を出金(銀行口座に振込)することが出来ていた
しかしこれは自分の口座であることやLINE Payに登録済み口座であることが条件
セブン銀行ATMで現金を出金することも出来るが1日1万円までと制限があった
そしてどちらも1回の出金につき216円の手数料がかかる
もくじ
LINE Pay→銀行口座振込が相手の名前とメアドもしくは携帯電話番号で可能
今回の新機能ではLINE Payの残高から他人の銀行口座への振込が可能となる
手数料は176円
しかも振り込む相手の名前とメールアドレス、もしくは携帯電話番号が分かれば振込可能となるため口座番号を教えたくない場合でも振込が可能となった点はメリットが大きい
もちろん相手の口座番号が分かる場合は直接振り込むことが可能
上限は1回につき10万円となっている
SNSなどでの代金振込の主流になる可能性も
LINE Payからの銀行振込での最大のメリットは相手の銀行振込口座を教えてもらわなくてもよいこと
つまりはメールでやりとりをしている相手や携帯電話の番号を知っている相手の口座名義を知るだけで送金がスマホから出来るということだ
口座番号を教えたくないが振込の必要がある人間関係と言えばSNSでの関係などだろうか
例えばSNSアイコンの制作依頼や動画作成依頼など
顔や素性を知らない相手にお金を振り込んでもらう場合、口座番号まで教えるのはためらいがあるかもしれない
双方がLINE Payを利用している場合は手数料無料で送金が可能となるため、LINE Payを支払いの選択肢とするフリーランスの方は今後増えそうだ
LINE Payを利用した架空請求や振り込め詐欺に注意すべき
手軽な送金は悪用の恐れもあるかもしれない
例えば悪質な架空請求や振り込め詐欺など、銀行口座を教えずに相手にお金を振り込ませることが出来る
LINE利用者の約半数がLINE Payに登録していると言われているため、LINE利用者を狙った犯罪は今後発生する可能性は高そうだ
これまで同様だが、怪しい内容の振込み要求にはまともに対応してはいけない
心配なら警察に相談するのが第一だ
「PayPay」「楽天ペイ」「LINE Pay」今後スマホ決済の覇権を握るのは・・・?
2019/10/29の記事では「Pay Pay」は他を大きく引き離している
QRコード決済を利用していると回答した人(n=7,876)を対象に、現在メインで利用しているQRコード決済サービスを聞いたところ、「PayPay」が44.2%と最も多く、次いで「楽天ペイ」が17.1%、「LINE Pay」「d払い」が13.6%となった。
ソフトバンク株式会社とヤフー株式会社の合弁であるPayPay株式会社
大規模なキャッシュバックキャンペーンや支払いに利用出来る加盟店の多さが普及の要因だろう
還元率の高い楽天ペイだが、11月23日と25日にはシステム障害が発生
全く利用出来ない状況となった
スマホ決済を支払いのメインとして現金を持ち歩かないといった利用者には、信用を大きく損なったことだろう
さらにお金をチャージしているスマホ決済システムでは、このような障害は利用者を大きく不安にさせる
アクティブユーザー約8,000万人と言われその約半数が登録していると言われるLINE Pay
登録者は多いもののメインでの利用は「PayPay」「楽天ペイ」に一歩及ばない
今回、スマートフォン決済では初の銀行口座振込に対応したLINE Payは利用者数増はもとより、チャージ金額についても増加を狙っていることだろう
今後、どのスマートフォン決済が主流となるか分からない状況だが、私達消費者はその競合によるそれぞれのサービスの恩恵を受けつつ動向を見守ることが得策だろう
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