公道で走れない電動式乗り物「モペット」は自転車のように公道で走れるようにはならないのだろうか?

日常生活

電動式乗り物「モペット」に乗っていた男が歩行者をはねて重傷を負わせた

ハンドルのグリップをひねるだけで走行できる電動式の「モペット」という乗り物で歩行者をはねて大けがをさせ、そのまま逃げたとして、26歳の男が逮捕されました。モペットはナンバープレートなどを付けなければ公道を走ることはできませんが違法な使用が広がっているということで、警察は取り締りを強化しています。

NHK NEWS WEB

自転車でひき逃げをしても、もちろんひき逃げとして道路交通法違反となるが、今回の事件では公道を走ってはいけないモペットで歩行者をはねたことが問題だ

なぜ、モペットで公道を走ってはいけないのだろうか

 

モペットの見た目、自転車と変わりなく・・・

モペットはひと目見ただけでは自転車とほぼ変わりない

ペダルが付いているものもあり自転車と同じように公道を走れる「電動アシスト付き自転車」とも区別が付かない

 

 

 

販売者は「公道で使用出来ない」ことは記載しているが、価格も5万円前後で持ち運び出来る手軽さや見た目が電動アシスト付き自転車と変わらないことから、あまり罪悪感を感じることなく公道で使用している人もいるかもしれない

海外では公道で自転車のように使用出来ることから、日本に来た留学生が知らずにモペットで公道を走ってしまうケースもあると聞く

 

モペットと電動アシスト付き自転車の違いとは?

こちらは電動アシスト付き自転車

 

モペットと見分けは付かないだろう

公道を走れないモペットと公道を走れる電動アシスト付き自転車の大きな違い

それはモペットは人間の力がなくても動力だけで進むということ

つまりは原動機付き自転車である「原付き」と変わりがない

だからモペットは「ナンバープレート」「ヘルメット」「免許証」などの条件を満たせば乗れることになる

モペットで歩道を自転車のように走ってることは原付きで歩道を走るのと同じ危険な行為であるということだ

 

モペットが将来、公道を走れるようにならないのか

モペットは電動アシスト付き自転車のように公道をナンバープレートや免許証などの条件なしで走れるようにはならないのだろうか

自転車のように自力でペダルを漕ぐ必要のないモペットは魅力的だ

フル充電のバッテリーで20kmから30kmほどの距離を走る事が出来る

もちろんアシストとしてバッテリーの節約も出来るし、バッテリー切れの際にはペダルで漕いで進むことも可能

通勤などで自転車で行ける距離でもペダルを漕いで走る労力を考えると自動車や原付き、バイクを使うという人も多いだろう

自転車のように気軽にモペットを使えるならば利用する人も多いのではないだろうか

バッテリーで動くモペットに変えることでCO2削減にも貢献することだろう

 

モペットが将来、公道を走れるようにするために必要なこととは

電動で動くモペットだがその時速は35km/hほどに及ぶ

ほぼ原付きと変わらない速度であり、そのような速度で歩道などを走られては歩行者は恐怖を感じることだろう

自転車で普通に漕いで走る速度は15km/hから20km/hと言われている

立ち漕ぎなどで必死に走れば30km/hを超えるだろう

モペットが自転車とほとんど同じような使われ方で公道を走る場合は最高時速を15km/h程度に制限する必要がありそうだ

それでもモペットには出来る限り車道をヘルメット付きで走るようにしたいところだが、現在の自転車でさえあいまいな状況であり、車道で自転車が走るスペースも確保されていないなど難しいだろう

 

かなり速度を制限されたモペットだとしても自力で漕ぐ必要のない自転車という立ち位置であればかなり普及するのではないかと思われる

自動車や原付き、バイクを使う人も天候や状況に合わせてモペットを選択する場合もあるだろう

高齢者で原付きやバイクに乗ることを躊躇う人がこのモペットに代えることで自動車の高齢者運転事故を減らせるかもしれない

電動で動くモペットはCO2排出の減少にも役立つ

 

政府には法律の改正や自転車・モペットなどが安全に走れる道路の整備などに注力して頂き、電動モペットがナンバープレートや免許証の必要なく気軽に公道で使える環境を早急に作って欲しいと願う

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