岐阜県のJR高山線で軽自動車と特急列車が衝突
軽自動車を運転していた40代の女性とその赤ちゃんが死亡した事件では、その後の捜査で軽自動車は遮断器が下りたあとで線路に侵入していたことが明らかになりました
当時の状況を付近の防犯カメラが捉えていました
27日午前、岐阜県のJR高山線で、特急列車と軽乗用車が衝突し、軽乗用車に乗っていた40代の女性と男の赤ちゃんが死亡しました。
「こちらの踏切で軽乗用車と列車が衝突しました。
軽乗用車には、親子2人が乗っていました」
27日午前9時半ごろ、岐阜県川辺町のJR高山線の踏切で、名古屋から富山に向かっていた特急「ワイドビューひだ」と軽乗用車が衝突しました。
踏切近くの防犯カメラには、踏切の遮断機が下りた後、一旦止まったものの、そのあと、前進し、踏切に入る車が映し出されています。
直後に軽乗用車は、特急列車と衝突し、運転していた40代の女性と男の赤ちゃんの死亡が確認されました。
列車の乗客・乗員に、けがはありませんでした。
現場の状況や防犯カメラの映像などから、警察が、事故の詳しい状況を調べています。
特急列車と軽自動車の衝突事故、詳細な場所はどこ?
岐阜県川辺町のJR高山線の踏切
運転していた40代の女性は下の画像の位置から線路に向かっていました
ストリートビューで見る限りは見通しも良く、線路や遮断器に気付かなくなるような場所ではなさそうです
なぜ女性は遮断器が下りてから線路に侵入?
防犯カメラは衝突した軽自動車が線路内に侵入する一部始終を映していました
女性が運転する水色の軽自動車は進行速度を落とすことなく踏切へ
運転手から見て手前の遮断器を押しのけるように線路内に侵入
その先の遮断器を押し曲げるようにして停車
その先の道路は結構な交通量であり、そのまま前進すると通行する車との衝突を恐れたのかもしれません
ですが、そのまま遮断器を押しのけて通過してしまえば列車と衝突して死に至るような事故にはならななかったでしょう
なぜ女性は線路内で踏みとどまってしまったのでしょうか
女性は赤ちゃんを連れて車を出ようとしていた?
公開された防犯カメラの映像の最期、つまりは列車と衝突する直前で運転席で白い何かが視界を塞ぐように現れます
もしかすると助手席にいた赤ちゃんを抱えて車から出ようとしていたのかもしれません
ですが、すでに列車がその運転席側から迫っていて恐怖で脱出することが出来なかったのでしょうか
残念ながら最高時速120km/hで走行する特急「ワイドビューひだ」は突然線路内で停車した車を前に停止することはかなわず、女性と赤ちゃんを乗せたままの軽自動車と衝突
軽自動車は大破し、女性と赤ちゃんは亡くなってしまいました
防犯カメラの画像を見る限り無理心中には見えません
そのためなぜ遮断器が下りている線路に入ってしまったのかが悔やまれます
急に赤ちゃんが泣いたりして気を取られてしまったのでしょうか
真相は今となっては誰にも分かりません
女性と赤ちゃんが天国で幸せに暮らせることを望みたいと思います
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