危険運転致死罪とは自動車で危険な運転をし、相手を死傷させた罪のこと
いわば自動車を凶器とした殺人と言ってもおかしくない
11月に起きたトラックに追突して運転手を死亡させたポルシェの運転手は医師で無免許、さらに時速200kmで高速道路を走行していたという驚きの事故だった
その際、ポルシェを運転していた医師、久保田秀哉容疑者は無免許運転による自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)の疑いで逮捕されていた
そして、今回自動車運転で最も重い罪である危険運転致死罪で追送検されることとなった
兵庫県尼崎市の阪神高速で11月、時速約200キロで
ポルシェを運転し、トラックに追突して運転手を死亡させたとして、兵庫県警は近く、自動車運転死傷行為処罰法違反容疑で逮捕していた医師の久保田秀哉容疑者(50)(兵庫県芦屋市)を、より罰則が重い同法の危険運転致死容疑で追送検する。
捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、久保田容疑者は11月25日昼、尼崎市の阪神高速上り線で、制限速度(60キロ)を140キロ超える約200キロの危険な速度でポルシェを運転。会社員男性(70)(兵庫県明石市)運転のトラックに追突し、男性を死亡させた疑いがある。「70キロぐらいで走行していた」と容疑を否認しているという。
ポルシェで阪神高速を暴走 50歳医師を危険運転致死容疑で追送検へ - ライブドアニュース阪神高速で11月25日、ポルシェがトラックに追突する事故が起きた。兵庫県警は時速約200キロでポルシェを運転した疑いの50歳医師を逮捕。近く、トラックの運転手を死亡させたとして危険運転致死容疑で追送検する
久保田秀哉容疑者は「70キロぐらいで走行していた」と供述しているが、事故当時のポルシェの画像をみれば明らかに嘘と分かる
時速70kmが本当であれば例え追突した対象物が停止していた状態でもここまでの損傷にはならないのではないだろうか
時速200kmなら140kmのスピード超過、そして無免許
久保田秀哉容疑者はケガで済んでいたようで、事故直後は「弁護士にしか話しません」と語っていた
久保田秀哉容疑者は甲陽学院卒業後は東大 理科2類から医学部に進学
2018年8月より大阪府大阪市北区天神橋で「夢の絆クリニック」を開院していた
現在、ホームページは閉鎖されている
住所は兵庫県芦屋という高級住宅地
父親と兄との3人で暮らしており、近所からの印象はあまり良くなかったようだ
今回、追送検となった危険運転致死罪は東名高速であおり運転後、夫婦を死なせた石橋和歩被告にも認定された
判決は懲役18年
この事件については車両停止後という状況で危険運転致死罪が適用されるかどうかが争点であった
久保田秀哉容疑者については無免許、時速100km以上の速度超過もあり危険運転致死罪が認められるには十分な状況だ
先程のポルシェが大破した画像を見ても急ブレーキをかけた跡は見られない
久保田秀哉容疑者は時速200kmで走行中に一体何を考えていたのだろうか
時速200kmで2秒走行すると110mの距離を進んでしまう
もし車間距離空けていたとしても、気付いたときにはすでに追突という結果を招いてしまう
私達も速度が上がるほど事故の危険が高まるということを改めて認識しなければいけないだろう
安全運転を疎かにしているドライバーの車は凶器でしかない
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