日常、よく訪れる店舗で来店ポイントサービスを行っているなら利用しようと思う人も多いかもしれない
だいたいはその店舗に来店するだけで1円~2円ほどのポイントが付与される
それらを行う店舗としては、とりあえず来店してもらうだけでも商品の購入のきっかけになるかもしれないし、行っているイベントやキャンペーンを知ってもらう機会となる
パチンコ店などは、特に来店ポイントの効率は良いようだ
6回来店すれば130円ほどのドリンクが手に入る
来店1回に対して20円ほどのポイント付与ということになる
ネットのポイントサイトでもなかなか効率的にポイントを獲得していくのは難しい
それだけにパチンコ店での来店ポイントは注目すべきかもしれない
ただし、来店ついでにパチンコ遊戯をしてしまうと貯めたポイントの数倍以上の現金が消えていくかもしれないのでご注意を
さて、来店ポイントの獲得方法だが、多くは店舗に設置してある端末に自分の会員証を認識させることでポイント付与となる
しかし、今回のポイント不正詐取されたイオン九州では店舗に設置してある端末などを使用することなく、GPSの活用により来店するだけでポイントが付与されていたようだ
イオン九州の店舗を訪れるともらえる「来店ポイント」計約538万円分をだまし取ろうとしたなどとして、福岡県警は12日、北海道石狩市花川北二条2、無職、菅野大悟容疑者(29)を私電磁的記録不正作出や同供用、詐欺、詐欺未遂の疑いで逮捕した。位置情報を誤信させるソフトを使い、九州の全71店舗を毎日訪れたように装っていたという。容疑を認めている。
逮捕容疑は、パソコンでイオン九州のアプリを起動させて2月28日に店舗を70回訪れたように装い、3月14日に140円相当のポイントをだまし取ったとしている。
また、3月1日~4月11日に約269万回店舗を訪れたように装い、計約538万円相当のポイントをだまし取ろうとしたとしている。4月上旬に保守管理の担当者が不審な点に気付いて県警に相談したため、このポイントは付与されなかった。
| 毎日新聞
イオン九州のアプリで利用できるチェックインポイントは端末のGPS機能をオンにし、店舗で「GPSチェックイン」ボタンを押すと1日1回だけ2ポイントが獲得できる
北海道に住んでいる菅野大悟容疑者は1日に70回来店したように見せかけ、140円分のポイントを受け取ったとされている
その約40日間で269万回来店したとみせかけて538万円分のポイントを不正に詐取しようとしたがこれについては、未然に防がれたようだ
「位置情報を誤信させるソフト」とあるが、これはスマートフォンでも似たようなものがる
居場所を偽装するアプリ
Fake GPS Location Spoofer Free
自分の現在位置を偽装することで、例えばSNSで出身地を偽ったり知人や恋人との間でのアリバイ作りも可能だろう
知識として知っておくことは大事だが悪用はしないで頂きたいと思う
約40日間で数百万回の来店はどうやって行ったのか、気になることろだが
県警によると、菅野容疑者は少なくとも1000以上のIDを作り、自宅のパソコン45台を使って不正を行っていたとみられる。
相当大掛かりな設備で行われていたようだ
これだけの設備でイオン九州アプリの来店ポイントだけを狙ったとは考えにくい
他にもこういったシステムの盲点を突いた詐欺での余罪もありそうだ
しかしながら、結果的にそのポイントは付与されなかったにしろ、それが可能だったということはシステム的に問題があったということだろう
万が一、自分の貯めたポイントが突然消えるなどがあっらた目も当てられない
金銭の絡むシステムは十分な検証の上に開発して頂きたいものだ
コメント