ほぼ1年前、神奈川県座間市のアパートで若い男女9人が無残な死体で発見される事件が起きた
殺害したのは白石隆浩 27歳
ツイッターで「一緒に死にましょう」などと自殺志願者を募り自宅に招き入れ1都4県の15~26歳の男女9人を殺害した後切り刻むなどして自宅に放置していた
彼のツイート全文は以下URLから見ることが出来る
白石隆浩は9人の殺害を認め、今年の9月に白石容疑者から白石被告となった
神奈川県座間市のアパートで昨年10月、男女9人の遺体が見つかった事件で、東京地検立川支部は10日、住所不定、無職白石隆浩容疑者(27)を、女性8人に対する強盗・強制性交殺人と死体損壊、死体遺棄の罪で起訴した。被害男性1人については強盗殺人などの罪で起訴した。
https://www.asahi.com/articles/ASL9B4GNKL9BUTIL00Z.html
白石被告は逮捕後から自分が行った殺害を認めていた上に
「金銭目的だった。楽して生活したかった」
と供述
その殺害内容や証言から「サイコパス」とも言われていた
女性セブン2018年11月1日号では白石被告と面会した際のあまりに常軌を逸した彼の告白が掲載されている
「睡眠薬を入れたウイスキーをコーラで割ったものを出したら、みんな自分から飲んでいました。こちらの『飲ませよう』という気持ちが強ければ『変なことをされるかも』と相手は警戒する。だから自分から飲みたくなるような雰囲気をつくったんです。例えば、私がひとりで黙って飲み始めたり、お酒の話をして警戒を解いたり…。相手が酒を飲んで意識がもうろうとしたところで、殺害しました」
相手に睡眠薬を飲ませての殺害
その経緯を饒舌に語っているようだ
「これまでの人生の中で、いちばん頑張ったことっていうと、事件かな。今回の事件が、いちばんの挑戦でした」
もう絶句するしかないだろう
頑張ったという場合、それに見合う結果を誰もが求める
その結果が無関係な人を死に追いやり、金をせしめ自分の猟奇的な快楽に溺れる
それは頑張ったとは言えない
ただの精神異常者の悪辣な行動だ
「本当に死にたいという人は1人もいなかった」
「金を返したくなくて殺した」
白石被告は自殺志願者の良き理解者として接していたのだろう
会話の中で殺害された全員が本当は死にたくなかったのだ
誰かに気持ちを分かってもらいたい
そんな心の弱みにつけ込んで優しい言葉をかけて誘い出し残忍な殺害
ネット上で知り合った人間を簡単に信用して相手の自宅にまで入るということがいかに浅はかな行動だったかということは否めない
だからといって殺されていい理由にはならない
特によく思い出すのは、最初に殺害した1人目と“好みのタイプ”だった9人目。1人目は金銭を奪う目的で殺害しましたが、そのときに初めて、強引な性交によって自分の性欲が満たされることがわかった。それから、自分の欲望にスイッチが入って、次々と被害者となりそうな女性をツイッターで探し、犯行を繰り返すようになりましたね
最初の一人めから自殺志願者の相談に乗るといった考えはなかったようだ
その際に強姦することでその行為に快楽を感じ、その後も性行為を繰り返す
睡眠薬を使っていた上に両手を縛るなどもしていたことも分かっているので、抵抗出来ない状態で強姦したという訳だ
そしてそれらの行為が発覚することを恐れての殺害
いや発覚を恐れていたのではなく、絞殺による殺害や遺体の切断がもはや自分の欲求を満たす行為となっていたのだろう
「被害者のかたたちのことは、最初から欲望の対象として見ていて、自分の家族や友人、お世話になった上司といった“大切な人たち”とは別の次元にいる。自分の中で線引きができているから、殺したことへの後悔とか、遺族に対する申し訳ないという気持ちとかって、一切ないんですよね」
白石被告の供述には反省も謝罪もない
供述もしっかりしていて精神疾患を疑う必要がない
さらには具体的な犯行内容を隠すそぶりも一切ない
まさに極刑で良い
今回の事件で死刑判決がなされないようなら、死刑制度を疑う必要があると思う
白石被告被告の死刑で殺害された方々やその関係者の無念が救われるわけではないだろうが・・・
本当は死にたくなかったし生きる望みを模索していた9人の死が残念でならない
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