国士舘大学、東京オリンピックボランティアで単位認定「活動45時間以上で」

東京オリンピック

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が募集しているボランティアは大会ボランティア(8万人)都市ボランティア(3万人)の合計11万人

酷暑が続く夏に開催されることや募集条件が

『1日8時間程度、連続して5日以上で合計10日以上できる人、事前の研修にも参加できる人』

『交通費も宿泊費も自己負担』

となっていることが参加を躊躇する原因となっている

無償である上に厳しい拘束時間に非難が集まり、交通費については1日の上限1,000円までのプリペイドカードを支給することとなった

 

東京オリンピック・パラリンピック、ボランティアは3万人以上応募完了

大会組織員会によると、9月26日に募集を開始してから、10日間で3万1,982人が応募を完了していて、登録作業中の人は、6万1,826人にのぼっているという。

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応募終了は12月上旬で武藤敏郎事務総長は取材に

「締め切りまで約2カ月あり、順調にいっていると思う」

とコメント

そんな中、大学からも学生ボランティア参加を後押しする発表があった

 

国士舘大学、ボランティア参加に単位認定

国士館大学は2019年度から、被災地支援や20年開催の東京五輪・パラリンピック大会のボランティアに参加する学生の活動を授業の単位として認定する取り組みを始める。

東京五輪関連に関しては、大会組織委員会が主催する事前研修や大学での事前教育の受講を含む45時間以上の活動時間を原則とする。20年7月下旬から東京五輪が始まるため、同大では大会期間に入る前に授業と試験を終え、大会期間中には選手としての大会参加やボランティアなどの活動内容のリポートを提出することで単位認定する予定。

ボランティア参加で単位認定へ、国士舘大学の狙いは ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
 国士館大学は2019年度から、被災地支援や20年開催の東京五輪・パラリンピック大会のボランティアに参加する学生の活動を授業の単位として認定する取り組みを始める。同大が組織的な取り組みとして派遣を認め...

さらに防災関連のボランティアについても単位取得の対象となるようだ

佐藤圭一学長は

「ボランティアは生きた学問。人間形成における役割は大きい」

とボランティア活動を支援する取り組みの意義を語っている

https://www.kokushikan.ac.jp/news/details_12270.html

学生の中には学業以外で単位を取れることを歓迎する者も多いかもしれない

また就活の際、エントリーシートに「ボランティア参加」を記載出来る点においても優位と考える学生もいるだろう

どちらにしても、暑い夏の東京オリンピックにおいて高齢者より若い学生の参加が多い方が有り難い

国士舘大学以外にも都内の大学においてボランティア参加での単位認定を検討している大学は多いようだ

NHKが都内の国公私立大学119校を対象に調査したところ、79校は、ボランティアに参加しやすいよう、大会期間中は授業や試験を実施しない予定だという

また、ボランティアへの参加を単位として認める大学は4校、検討している大学も55校に上った

東京五輪、ボランティア参加で単位認定する大学続々 「大学は何をする場なのか」「災害ボランティアも単位認定しては」と疑問相次ぐ | キャリコネニュース - Page 2
「国家総動員」とも揶揄される東京五輪・パラリンピック。大会運営には膨大な数のボランティアスタッフが必要になるが - Page 2

 

大学での専攻を活かした取り組みも可能だ

学問より優先して学生を動員しようとする動きに賛否はある

だが、大学によっては「国際交流」や「文化交流」を学ぶ学科も存在する

話題になった日大で言えば「危機管理学部」なら、オリンピックという大きな国際スポーツイベントにおいてボランティア参加することで競技者や観戦者の安全をどのように確保するかなど体験を通じて学び考えることが出来るのではないだろうか

座学だけでは得られない知識や経験をぜひ、この機会に体得して欲しいと思う

 

お金や単位だけではない!ボランテイア参加への待遇を

ボランテイア参加を決意した方には頭が下がるし、ぜひとも東京オリンピック成功に貢献して欲しいと思う

ブログ主などは地方の島国在住であることや仕事を理由に参加を考えたことすらない

ボランテイアの方には現金の支給や学生の単位認定など以外でもその参加への意思に報いる方法があるはずだ

オリンピック参加選手との交流会や公式グッズなどの無償支給など、考慮してみてはどうだろうか

 

2016年のリオ・オリンピックでは

「英語やポルトガル語のオンラインコースが最大1年間無償で提供」

が用意されていた

今回のオリンピックボランティア参加で自己啓発のひとつになれば新しい生き方を見出すこともあるかもしれない

ただし、リオ・オリンピックについてはこんなオチもある

2016年のリオ・オリンピックにおいては苛酷な労働で、開幕1週間で1万5千人のボランティアが姿を消した

Wikipedia

 

結局のところボランティアについては参加者の意思次第ということになるのだろうが、東京オリンピック成功に不可欠なボランティアの皆さんが快く活動出来る配慮を大会組織委員会には求めたい

 

 

 

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