8月28日に総務省より「モバイルサービスの低条件・端末に関する指針(ガイドライン)」が改正された
http://www.soumu.go.jp/main_content/000449646.pdf
契約会社にかかわらずSIMが利用出来る「SIMフリー」
今回注目すべき点は「SIMロック解除」の義務化だ
(1) 対象となる端末
① 事業者は、原則として自らが販売した全ての端末についてSIMロック解除
に応じるものとする。
つまりすべてのキャリアの端末はSIMロック解除出来ることになる
これまでSIMカードは契約した会社で取り扱われている端末でなければ対応しなかったが、今後その縛りがなくなることになる
SIMロック解除された端末はSIMフリーとなる
例えばドコモで購入したGalaxy S9をsoftbankで契約したSIMカードを刺して使うことが出来る
海外旅行の際には現地で調達したSIMカードを国内なら持参した端末に刺してすぐ利用可能だ
ただし、端末代金を割賦支払いにしている場合は不正防止のために携帯会社はSIMロック解除を拒否することが出来るようだ
SIMロック解除で中古スマホの選択肢が増える
通常格安SIMはほぼドコモの回線を借りている運用している
つまり格安SIMを契約してSIMカードを刺す端末を中古で探す場合、ドコモより販売された端末を使うしかなかったが、今後はsoftbankやauの端末も利用可能となる
ヤフオクで言えばドコモ端末31,487機種からsoftbank、auの機種もあわせ、73,653もの機種から好みの端末を選べることになる
また「SIMフリー端末」は同じ機種でもキャリアに縛られた「SIMロック」より高価になるのが一般的だ
オークションだけでなく中古スマホ販売店もあるので選択肢は大幅に増えるだろう
「SIMフリー端末」が当たり前の時代がやってくる
現在ヤフオクではSIMロック解除コードといったものも売られている
SIMロック可能な機種の解除を業者が行うとういものだが、利用には自分の端末を業者に一時預けなければならない
「モバイルサービスの低条件・端末に関する指針(ガイドライン)」によればSIMロック解除の具体的な方法として
事業者は、可能な場合には利用者がインターネットや電話により手続を行
るようにするなど、迅速かつ容易な方法により、無料でSIMロックの解除を行うものとする。
となっている
おそらくは端末をショップに持ち込んだりする必要はなく、ネットで申請やショップへの電話による手続きでロック解除がされるようになるのだろう
実際の運用は来年2019年9月からと予定されている
はぼ1年後だが、格安SIM市場や中古スマホ市場に大きな影響を与えそうだ
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