歌舞伎町ラブホ「男性カップル」宿泊拒否続く、「普通に恋愛したいだけなのに」差別受けた男性が涙
Kさんは普段、地方で会社を経営している。6月の金曜日夜、東京にいたKさんが向かったのは新宿2丁目。ゲイの男性が集まる場として知られている街だ。Kさんにとって、男性は恋愛対象。この日、友人男性と良い雰囲気になり、新宿・歌舞伎町のラブホテルに入ろうという流れになった。しかし、高鳴る心はホテル側の「男性同士はダメです」という宿泊拒否の一言で一気に冷えてしまう。
これまで当然のように行われてきた「ラブホテルの男同士の入店拒否」だが、現在は不当な行為となっている
厚生省、LGBTを理由の利用拒否を禁止に
今年1月、厚労省は「旅館業における衛生等管理要領」を改正、ホテルや旅館が同性カップルなど性的マイノリティ(LGBT)であることを理由に宿泊拒否しないよう明記した。施行は6月15日。
男性同士、女性同士にかかわらずホテルの利用の拒否は出来ないことになった
ただ、利用される側のラブホテル従業員には思うところがあるようで・・
「男同士の入店」についてラブホテル従業員に聞いてみた
歌舞伎町のラブホテルでは男性同士の利用が拒否されたという記事がありますがどう思われますか?
新宿二丁目にほど近い歌舞伎町のラブホテルで男性同士の入店拒否はちょっと意外ですね
そちらのラブホテルではどのような対応なのでしょう
はい
四国の地方都市のラブホテルなんですが、入室はロビーでのタッチパネル式です
お客様と対面しません
もちろんモニターで性別はだいたい分かります
やはり以前は男性同士の入店と分かればお断りしていましたね
その理由はなんなのでしょう?
男同士の入店を拒否していた理由は分かりません
10数年前から努めていますが、当初から男性同士に限っては入店を断るのが当然だったので・・・
ただ、売上にかかわることなので2,3年ほど前からは黙認するようになりましたが
では、ラブホテル側は男性同士の利用には問題ないとの考えですか?
そうですね
こちらはモニターで確認しているので、男性同士だった場合従業員間で話題になることはあります
お客様にはもちろんそれは分からないでしょうし、見られていることを気にしないのであれば・・・・
ただ、男性同士のご利用の場合にはその利用の仕方について落胆する時もあります
例えば具体的には?
男同士の性行為の場合、男女のそれとは違いがあるので・・・
例えばシャワーホースのヘッド部分が外されたままになっていたり
浴槽内に糞便が浮いていたり
シーツや布団カバー(包布)などがそれらで汚れていたりと・・・・
シャワーホースのヘッドが外されていたら、何に使用したのかだいたい想像できますし、ちょっと躊躇(ためら)ってしまいます
浴槽や浴室の糞便などについても、見えないように流してくれてれば良いのですがそのままあるとげんなりしますね
もちろん男女の場合でもあり得ることですが、男同士のカップルの場合に退室後それらを見てしまうと「やっぱり」といった感は否めません
これもすべての男同士のカップルが・・・という訳ではないのですが
男同士のカップルだと男女カップルより少数なので、よけいに意識してしまうでしょうね
もちろん男同士のカップルのそれらの状態よりもっと酷く室内を汚す男女カップルもいらっしゃいます
血、尿、ローションなどでシーツや布団はもちろん枕や床まで撒き散らしている時もあります
ある時はシーツが大量の血で「殺人現場か」と思うほどの時もありましたね
お金を頂いてるので、清掃するのは仕事なのですがあまり気持ちの良いものではありません
男女カップルに限らず、男同士のカップルでもある程度マナーを守って頂けるならご来店は大歓迎ですよ
男性同士のカップルも「男同士だからこんなことに・・・」と思われないよう、節度ある利用をして頂きたいですね
・・・と、インタビュー形式でお伝えしましたが、ラブホテル従業員はこのブログ主である自分なんですけどね
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