愛煙家には悲報、嫌煙家には朗報
日本タバコが全銘柄の値上げを財務省に申請した
日本たばこ産業(JT)は14日、紙巻きたばこの主力銘柄「メビウス」の価格を1箱(20本入り)当たり40円引き上げ、480円とする方針を固めた。同日中にも財務省に申請、認可されれば、たばこ税が増税される10月1日付で実施する。「セブンスター」など他の銘柄についても20~40円値上げする。
JTはまた、加熱式たばこ「プルーム・テック」用カプセルの価格も10月に同程度引き上げる。加熱式の増税、価格改定はともに初めてで、JTは全銘柄を値上げする。
たばこ税をめぐっては、2018年度税制改正大綱で、同年10月に1本当たり1円引き上げ、21年10月までに計3円増税することが決まっている。
時事ドットコム
JT取扱いのたばこ全銘柄の価格はこちら
加熱式タバコも紙巻きタバコ同様値上げ
タバコの煙による周囲への被害や自身の健康を害するといった観点からタバコ増税及び値上げは当然の流れだろう
今回は登場してまもない加熱式タバコへの値上げも行われた
副流煙によるニオイや健康被害を抑えた加熱式タバコが増税されることにより、ますます「タバコを吸う」という行為が社会から抹消されようとしている感がある
淘汰される愛煙家たち
今から20年以上前などはタバコは生活のいたるところで吸えていた
学校の職員室や映画館、レストランなど当たり前
もちろん分煙などはない
信じられないことに飛行機の中でも吸えたようだ
列車やバスの中でも当然のように灰皿が設置されていて、当時タバコを吸わない人にとってはかなりイヤな思いをした人も多かっただろう
タバコは健康の害はもちろんだが、タバコを吸う人間のマナーも問題とされてきた
道路へのタバコのポイ捨ては当たり前だし、駐車場などでは車内の灰皿に溜まったタバコをまとめて地面にポイ捨てしている場合もある
タバコの煙についても周囲への煙の流れを気にしていない事も多い
それゆえ「タバコを吸う人」=社会のマナーを守れない人と認識される
愛煙家はそういった周りへの配慮に欠いた人がいるせいで淘汰されてもやむを得ないのだ
昭和40年の喫煙率、驚異の82.3%!
厚生労働省の調べでは今から50年程前は成人男性の喫煙率はなんと80%を超えていた
まさにタバコ吸わないヤツは大人の男じゃないって感じだ
それからしばらくの間、漫画やテレビドラマによりタバコを吸う男性はかっこいいという印象を社会に与えてきた
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出来る男、かっこいい男の演出にはタバコを吸うシーンは欠かせなかったように思う
今は禁煙も出来ない意思の弱い男というレッテルを貼られかねない
平成30年では成人男性の喫煙率は27.8%と3人に一人以下にまでになっている
タバコの値上げと健康被害などの統計や世論が要因だろう
ちなみに女性の喫煙率は昭和40年に15%ほど、現在は8%程度と半減したものの男性のような大きな変化は見られない
女性からも「タバコは男性が吸うもの」という意識があり、タバコを吸う女性は恥ずかしいという社会的な共通認識もあったからと思われる
数年後には男性にも当てはまる話になるのだろう
タバコやめる?やめない?
高度経済成長期で活気のあった昭和の時代を象徴するタバコが消えゆくのはなんだか寂しい気もする
だが、世界でタバコが原因による死者は毎年700万人などと報告もあり、タバコは害であると認識されている
ネットの声では
また値上げか、そろそろやめるかな
1000円まではやめない
増税するなら喫煙所もちゃんと設置しろ
なんでまだタバコ吸ってるの?
今となってはタバコやめるきっかけ作ってくれた病気に感謝
これからもさらに値上げは続いていくだろう
それでもタバコを吸うかどうかは「今のところ」本人の自由だ
ただ周囲の人々に迷惑をかけるような喫煙行為は行って欲しくはないものだ
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