youtubeへテレビ番組を無断でアップロードして違法にお金を稼ごうとする人達が増えてきているようです
例えばアニメやバラエティ番組などyoutubeでは良く見かけますね
これらはテレビ番組の一部または全部を録画してアップロードするだけで100万回以上の再生回数
これで簡単にお金が稼げてしまうことから、やってみたいと思う人も多いことでしょう
youtubeへの動画投稿はスマホから簡単に出来ることから、スマホでテレビ番組の画面を撮影して投稿するという手法も
このような違法動画がyoutubeで氾濫していることから、民放連は警察と連携して違法動画の摘発に力を入れ始めたようです
埼玉県警は2日までに、動画投稿サイトに民放のテレビ番組を無断で公開したとして、著作権法違反の疑いで、名古屋市の男子高校生(17)ら5人を書類送検した。
他に書類送検されたのは千葉、長野、福岡の各県に住む23~48歳の男性。埼玉県警によると、いずれも容疑を認めており、広告収入を生活費やローン返済に充てていたという。
書類送検容疑は昨年11月~今年1月ごろ、それぞれ民放の承諾を受けずに、動画投稿サイト「ユーチューブ」にバラエティー番組を公開し、著作権を侵害した疑い。
5人はユーチューブを運営する米グーグルから警告を受けており、違法性を認識していた。動画はスマートフォンでテレビ画面を直接撮影するなどしていた。
弁護士ドットコムでは
「スマホで撮影したテレビ画面をアップすることについて」質問者に弁護士の方が答えています
質問が長文のため割愛しますが、
スマホでテレビ番組を撮影してネットにアップロードすることは違法か?
雑誌などを撮影してネットにアップロードすることは違法か?
という質問ですが、弁護士からの答えは
いずれも著作権法からすると、厳密には違法となります。
しかし、著作権法違反は親告罪ですから、権利者が告訴しないと罰されることはありません。
権利者としては、ソーシャルメディアで周知されることは、著作権侵害以上に広告というメリットのあることが多いため、軽微なアップロードであれば被害申告を行う可能性は低いでしょう。
となっています
現在yotubeで閲覧出来るテレビ番組のアップロードは放送局や製作者が告訴していないためであるとみられます
投稿数が多すぎて対応出来ていないのか、容認されているかは分かりません
ただ、先の事件では
警察は、民放連=日本民間放送連盟からの相談を受けて捜査を始め、2日までに5人を書類送検するとともに
「YouTube」の運営会社に動画の削除を進めるよう要請したということです。
との報道もあり民放側が違法アップロード対策を強化してきていると見られます
今後はこれまでyoutubeで放置されていたテレビ番組の投稿が摘発対象となる可能性は十分あると思います
民放各社は過去のテレビ番組について閲覧出来るようオンデマンド配信を行っています
これらをさらに普及させるためにもyoutubeの違法アップロードは排除したい気持ちはあるでしょう
テレビの電源をつければ無料で見れる番組も、個人が無断でダウンロード及びアップロードして良いものではありません
人気番組を投稿すれば簡単に収入となることや、そういった動画が多く存在していることから同じようにお金を稼ごうとする人々が増えていますがれっきとした犯罪です
著作権法114条3項では損害賠償額について記載されており、その金額は数千万に及ぶ場合もあります
http://www.oike-law.gr.jp/wp-content/uploads/OL47-16_wakatake.pdf
私達も見たかったシーンがすぐ見れるyoutubeはありがたいですが、不当に稼いでいる方がいるという事実は認識しておかなければなりませんね
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