文部科学省の私立大学の支援事業をめぐる汚職事件
逮捕された文科省前局長佐野太(ふとし)容疑者の息子の裏口入学をさせていた東京医科大学にて裏口入学者リストが作成されていることが特捜部の調べで明らかになった
文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件に絡み、受託収賄容疑で逮捕された同省前局長の佐野太容疑者(58)の息子を不正に合格させたとされる東京医科大学(東京)が、過去に不正合格させた受験生やその親の名前などが書かれた「裏口入学リスト」を作成していたことが関係者の話でわかった。東京地検特捜部は、同大側から複数のリストを入手しており、同大が不正入試を繰り返していたとみて調べている。
しかも読売新聞によると
「リストには官僚の名前もあり将来の幹部候補と接点を持てば補助金がもらいやすい」と関係者は話しているという
また不正入学志願者について「絶対合格」「出来れば合格」「合格不合格どちらでも良い」と重要度に応じて3種類に仕訳していたことも判明
ある年は20人のうち10人が「絶対合格」だったなど臼井前理事長の意向が強く反映されているという
東京医科大学の入試については「入試委員会」というものがあり理事長を含めた複数の人間が関与していると思われるが、委員会の1人は
「少なくとも自分はそんなリストは見たことがない。裏口入学は何年も前の話ときいており、今はないはずだ」と述べている
これは少なくとも数年前には裏口入学があったことを否定していないことになる
文部科学省事務次官の前川喜平氏は以前、裏口入学を完全否定していたが残念ながらこれは嘘だったようだ
3ヶ月前の前川喜平「文部科学省の口利きで裏口入学なんてねーから!(笑)」 | netgeek https://t.co/Ogg0WxteLe pic.twitter.com/NqgMrN37E0
— netgeek (@netgeek_0915) 2018年7月6日
現役医学部合格ベスト5にも入る私立高の親御さんにお聞きしたことがあるが、裏口入学が行われていることについて特に驚きもしないということだった
それだけ過去から現在に至るまで、裏口入学というものが常態化しているということなのだろう
はたして今回発覚したリストは公開されるのだろうか
リストが存在していることが分かっていながら、公開されないのは世論としても納得がいかないところ
公開されれば、リストに記載された人物の医師免許はどうなるのか
また、他の大学についても捜査が入る可能性もある
どちらにせよ医療界全体で大きな問題に発展しそうな事案である
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