去年6月、あおり運転による死亡事故がメディアで注目されたり、危険運転について罰則が強化されたりしたが、「あおり運転」行為は未だ後を絶たないようだ
全国の警察は1日、社会問題化している高速道路上での「あおり運転」の一斉取り締まりを始めた。7日までの期間中、車の後方から接近し挑発するなど悪質で危険な行為について、車間距離保持義務違反などで摘発するほか、サービスエリアで啓発用のチラシを配る。
覆面パトカーのほか、都道府県警によってはヘリコプターで上空からも監視する。
大々的に注目され始めた「あおり運転」
あおり運転がメディアで取り沙汰されるきっかけとなった、2017年6月に神奈川県大井町の東名高速道路で起きた事故と危険運転の処罰について
「後方からの追い上げ」「急な割り込み」「蛇行運転」「幅寄せ」など危険な運転や交通トラブルから暴行や傷害、脅迫、器物損壊などに至った場合は点数制度によらず、危険性帯有者とみなすとしている
即免停の可能性も
では暴行や傷害、脅迫、器物損壊に至らなかった場合はどうだろうか
例えば車間距離を詰めるといった行為の罰則は以下の通り
安全な車間距離を取らずに前車に接近する行為は、道路交通法26条が禁止する車間距離不保持に該当する。高速道路での車間距離不保持については、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金が科され(同法119条1項1号の4)、一般道での車間距離不保持については、5万円以下の罰金が科される(同法120条1項2号)
車間距離はどれくらい空けておくべきなのか
車間距離に明確な基準はなく、高速道路では走行スピードと同じだけの車間距離をあけておくのが一般的
例えば80kmで走行時の車間距離は80mということ
これを極端に詰めすぎる運転は危険運転行為とみなされるだろう
あおり運転ついての警察への通報は多くあるが、実際謙検挙に至る例は少ない
通報を受けてから警察が出動しても、その相手に対し証拠不十分となることが多いためだ
そのため、動画などで撮影しておくことが有効になるがスマホなどで撮影した場合、スマホの操作に要する時間によっては道路交通法違反となる場合もあるので注意が必要
やはり後方へのドライブレコーダーが有効となるだろう
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