3月14日、塩野義製薬(シオノギ製薬)がインフルエンザ新薬「ゾフルーザ」の発売を開始しました
インフルエンザ新薬の発売は8年ぶり
「ゾフルーザ」と「タミフル」の違い
服用回数
「タミフル」は1日2回を5日間服用する必要があります
「ゾフルーザ」は服用は1回だけで良いようです
価格
「タミフル」の薬価は1カプセルあたり320円
合計10カプセル服用するので3,200円
「ゾフルーザ」は20ミリグラム錠が約2400円
成人および12歳以上の子ども(体重40kg以上)は1回2錠のため4,800円となります
3割負担ですので1,440円が支払い分となります
「ゾフルーザ」の利点
「タミフル」はインフルエンザウィルスを細胞から他の組織に拡散するの抑制する薬ですが、「ゾフルーザ」は細胞内でインフルエンザウィルスの増殖を抑え死滅させる事が出来ます
そのため、インフルエンザウィルスの体内での増殖する数が「タミフル」より少ないので、回復も早いと考えられます
それにより2次感染を防ぐ効果も期待出来ます
また「タミフル」に見られる「突然走り出す」といった異常行動は「ゾフルーザ」の臨床試験においては見られなかったとの事
ただ、異常行動については「タミフル」ではなくインフルエンザウィルスによるものと考えられており、「ゾフルーザ」についても服用後の副作用について注意喚起がされています
猛威を振るうインフルエンザに対応すべく異例のスピード承認
厚生労働省は2日、全国約5千カ所の医療機関から1月22~28日に報告されたインフルエンザの患者数が、1医療機関当たり52.35人となり、過去最多だった前週(51.93人)よりさらに増加したと発表した。この1週間に全国の医療機関を受診した患者は約274万人(前週比9万人減)と推計され、今期の推計患者数の累計は1111万人と1千万人を突破。厚労省は「大流行が続いている」として警戒を呼びかけている。
こうした状況を受け、厚生労働省は通常1年かかる新薬の審査を「ゾフルーザ」については約4ヶ月というスピード承認で販売開始となりました
期待される新薬「ゾフルーザ」
インフルエンザに羅患した人が花粉症を併発すると、免疫力が衰えているため気管支炎を発症する事もあるようです
インフルエンザと診断されたら「ゾフルーザ」を処方してもらえるか聞いてみましょう
今年はB型が最も多く、その後A型も同時に流行しているため、小学校などの休校や学級閉鎖は1万を超えたそうです
新薬で少しでも早くインフルエンザウィルスの猛威が収まると良いですね
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