学校内でいじめによる身体的や肉体的被害、さらには自殺者にニュースが毎日のように報道されている中、なぜこの教師は児童に声を掛けてあげれなかったのだろうか
いじめを訴えた手紙を受け取った担任教師は児童の声も聞かずに、そのまま教室に張り出した
その手紙にはいじめを受けた児童の名前も入っていたという
栃木県内の市立小学校で昨年7月、6年生の男子児童がいじめの被害を文章で訴えたのに、担任の男性教諭(42)が対策をとらず、名前入りの文章をそのまま教室に張り出していたことが分かった。
児童の家族や学校によると、担任の教諭はクラス全員にいじめに関する新聞記事を読ませ、感想を書かせた。上級生や同級生から日常的にいじめを受けていた児童は家族と相談の上、「3年からいじめが続きました」「全身にどろをかけられ、プロレスといってぼうこうもされました」「今も続いているため対応してほしい」などと書いて提出した。
もくじ
児童のいじめ被害の訴えるも、担任教師は児童に声もかけず・・・
担任教師はいじめに関する新聞記事の感想文をクラス全員に書かせたという
どのような新聞記事か明らかになっていないが、ニュースでは毎日のようにいじめに関する報道がなされているのでそれらのうちのいずれかだろう
この感想文をきっかけに児童は自分のいじめ被害を分かってもらおうと勇気を振り絞ったことだろう
もちろんこれが自分の名前とともにクラス全員が見れる場所に掲示されるなどと考えずに
「3年からいじめが続きました」
「全身にどろをかけられ、プロレスといってぼうこうもされました」
「今も続いているため対応してほしい」
しかしこれを見た担任教師は、児童に声をかけることもなくまるでテストの答案を添削するかのように赤ペンで回答
「その痛み、つらさを知っているからこそ、人に優しくなれる」
「負の連鎖をどこかで断ちきろう」
などと赤ペンで書き込み、クラスの掲示板に掲示したという
どれほど大きなショックを受けただろうか
もちろんいじめは続き、学校も休みがちになったとのこと
一体何のために担任教師はいじめに関する感想文を児童に書かせたのだろうか
いじめを認識出来るきっかけを失ったばかりか、教師への信頼も失墜してしまうこととなった
いじめ被害訴える子どもたちの手紙、大人達の心には届かず
いじめ被害に悩む子どもたちが最も頼りにするのは、担任教師だろう
子どもたちは自分の辛さや悲しみを手紙に書いて理解を求めるも、状況は改善しない場合が多いようだ
その結果、心に傷を負った子や自ら命を落とした子供も
子どもたちの必死な思いはどんな手段を用いれば大人に届くのだろうか
いじめ被害を訴えるも認められず、3度目の自殺未遂の後自殺した小松田辰乃輔さん(15)
川口市立中に在籍中にいじめ被害を訴えていた小松田辰乃輔さん(15)は、悲痛なメッセージをノートに書き残して自らの命を絶った。批判された市教育委員会は第三者委員会でいじめについて調査中だったが、小松田さん本人から聞き取り調査は実施しておらず、これまでの対応は後手に回った。
同級生や上級者のいじめが続き、教師にもいじめの辛さを手紙にして訴え続けたが学校には認められなかった
教師や学校を信じられなくなり3度の自殺未遂でも状況は変わらず、安心して学校に行けないことで人生に絶望したのか辰乃輔さんは近所のマンションの11階から飛び降り亡くなった
いじめられている動画をLINEで拡散され不登校になった金沢市の中学一年の男子生徒(13)
金沢市の中学一年の男子生徒(13)は昨年五月、同級生に暴行され、撮影した動画を無料通信アプリ「LINE(ライン)」で拡散され、心に傷を負った
自分が暴行されたり誹謗中傷される動画に音楽を付けてLINEに拡散された金沢市の中学一年の男子生徒はその後、心的外傷後ストレス障害(PTSD)となり学校に行くことが出来なくなった
いじめ動画を拡散されたLINEグループは同級生や他の学校の生徒も含め130人の規模に及んでいた
いじめ被害を受けて心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し学校に行けなくなった小5年の男児(10)
25年2月、大阪市内の病院で「いじめが原因のPTSD」と診断された。それ以来、男児は学校に行けなくなり、勉強は自宅で母親が教科書を使って教えている。ただ症状は改善せず、リストカットや、自分のつめをはぐといった自傷行為をすることもあるという
いじめが原因で不登校となった小5年の男児(10)は小2の頃からいじめを受け続け、遊具から突き落とされたりランドセルに落書きされたり、身体にアザを作って帰ってくることも度々あったようだ
学校に行けなくなったことはもちろん、リストカットや爪を剥ぐなど自傷行為をするようにもなったという
市の教育委員会は親子の要請にも関わらず、1年以上も第三者委員会の設置に応えなかった
生活記録ノートに「死に場所は決まってる」と児童、担任教師は真摯に向き合わず・・・
岩手県矢巾町(やはばちょう)の中学2年の村松亮君(13)がいじめを苦に列車に飛び込んで自殺したとみられる問題で、村松君の母親(44)が11日、産経新聞の取材に応じた。10日に初めて読んだ村松君のノートで、同級生からの暴力や悪口に苦悩していたことを知ったといい、「ここまでひどいいじめとは…。なぜここまで追い詰められる必要があったのか」と悔しさと憤りを露わにした。
「もう死ぬ場所は決まっているんですけどねw。まいいか・・」具体的ないじめについての内容までは伝えられていなかったものの、亮君の生活記録ノートには自殺を意識したメッセージが度々書き込まれていたようだ
担任教師は真摯に受け止めず「明日からの研修 楽しみましょうね」と返事を返していた
壮絶ないじめの内容は死後明らかになったが、それを母親と別れた父親には打ち明けることはなかったという
亮君はその後、列車に飛び込み帰らぬ人となった
いじめ被害を受ける児童が死を選択しないためには
いじめはこれからも決して無くなることはないだろう
だが、いじめられた児童が自殺するなど最悪な結果を迎えない方法はあるのではないだろうか
先程掲載したいじめ被害にあっていた子供の手紙はまだ学校に通っていながらいじめを受け、苦しむ心理が書き綴られていた
これを教師や親が見た時点で子供と真剣に話し合い、少しでも心が安らぐ道を示していれば死を選択することはなかったのではないだろうか
子供を持つ親からすれば、極論学校に通わなくても子供が生きていてくれさえすればまだ救われる
その後、普通に学校に通っている子どもたちより苦しい人生を与儀なくされるかもしれない
だが、自分の子が死ぬより全然マシだ
いじめと戦うことだけが正しい生き方ではないし、子供より長く生き経験や知識の多い大人ならばいじめで辛く苦しい学校になんとか通える努力をするよりも、学校以外で生きるために学べる場所を示してやるのも大人の義務ではないだろうか
コメント