自分では自分の身体の異変には意外と気付けないのかもしれません
信号待ちの乗用車に追突した軽自動車を運転していた会社員の尾崎浩之さん(57)は事故直後、意識もあり目立ったケガもないとして警察の調べに立ち会っていましたが体調が急変し「気分が悪い」と病院へ搬送
約8時間後に死亡が確認されたとの事です
30日午後4時前、いわき市小名浜の市道の交差点で、軽自動車が信号で停止していた乗用車に追突する事故がありました。
追突した軽自動車を運転していたのは、いわき市小名浜の会社員、尾崎浩之さん(57)です。
警察によりますと、当初、尾崎さんは意識があり、「目立ったけがはない」と話して警察の調べに立ち会っていましたが、「気分が悪い」などと訴え、搬送先の病院を探している途中に意識を失ったということです。
尾崎さんはいわき市内の病院に運ばれましたが、胸などを強く打っていて30日午後11時24分に死亡が確認されました。
また、追突された乗用車には3人が乗っていましたが、いずれも軽傷だということです。エラー - NHK
胸を強く打ち付ける「胸部打撲」とは?
胸を打ち付けた場合、皮膚の損傷やあざなどが生じることが多いですが、衝撃が強いと肋骨が折れたり、肺を覆う胸膜や肺そのものが破れて気胸という病気になったりします。さらに重症になると大動脈が損傷したり心臓が止まってしまったりすることもあります。
心臓や肺、大動脈などの内臓に重大な異常が生じることもあるため、胸を強く打ち付けてしまった際には、医療機関を受診することが大切です。
「目立ったけがはない」と話していた尾崎浩之さんですが、実際は肋骨が折れたりで胸膜や肺が破れたりしていたのかもしれません
シートベルトをしていた場合でもアザなどの外傷が出来る場合がありますが、体内の臓器などに大きな損傷があったとなるとシートベルトをしていなかった可能性もあります
車の事故ではシートベルトしてない人は「死にやすい」
警視庁の統計ではシートベルト着用・非着用での致死率を見る事が出来ます
現在、シートベルトの着用率は全体の9割を超えていますので、死傷に及ぶ事故も圧倒的にシートベルト着用者の方が多いのですが、シートベルト着用の場合、死傷者数321,027に対して亡くなった方は654
それに対して非着用者の死傷者数16,724の中で亡くなった方は500と圧倒的にシートベルト非着用の場合の方が「死にやすい」結果となっています
亡くなった尾崎浩之さん(57)がシートベルトを着用していたかどうか分かっていませんが、万が一の事故で死を回避するための自分で出来る最大限の手段がシートベルト着用と言えます
また事故に遭った際は自分で大丈夫と判断せずにまず病院で診てもらうことを最優先とすべきでしょう
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