信号ない横断歩道、一時停止してる?渡ろうとする歩行者無視して走行する車への摘発強化

交通事故

信号のない横断歩道、歩行者がその手前で渡ろうとしている時に貴方はきちんと一時停止して歩行者を渡らせてあげるようにしていますか?

例えばこんな状況

自分の後ろには車がいないから、後で渡ってもらえばいい

お年寄りみたいだからノロノロ歩かれるよりは先にさっさと通り過ぎてしまおう

今急いでいるからちょっと待ってて

そう思って一時停止せずに走り去ってはいませんか

信号機のない横断歩道で一時停止しない車の取締りを強化中

現在、警察では信号機のない横断歩道で歩行者がいるにも関わらず、一時停止しない車の取締りを強化しているとの事

欧米ではこの横断歩道では歩行者を優先して渡らせてあげるのが当たり前なのだとか

警察が東京五輪・パラリンピックで外国人が交通事故に巻き込まれないよう取締りを強化中だそうです

 東京五輪・パラリンピックを1年後に控え、警察が信号機のない横断歩道で一時停止しない車の取り締まりを強化している。大勢の訪日外国人が見込まれ、お年寄りや子どもが横断歩道上で巻き込まれる事故がなくならない中、歩行者優先の意識は浸透するか。

道路交通法は車やバイクの運転者に対し、横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいたら一時停止し、道を譲るよう定める。反則金(6千円~1万2千円)など行政処分のほか、事故などで立件されると、3カ月以下の懲役か5万円以下の罰金が科せられる。

東京都大田区蒲田5丁目で、横断歩道を渡っていた数人が驚いて足を止めた。その1メートルほど先を車が突っ切って走り抜けた。普段から多くの人が行き交うアーケード街。警戒していた警視庁の警察官が、運転していた男性を道交法違反(横断歩行者妨害)の疑いで摘発した。男性は取材に「横断中の人がいるのはわかっていたが、急いでいた」と答えた。

https://www.asahi.com/articles/ASM8871ZQM88UTIL045.html

 

実際に横断歩道で歩行者に道を譲らない車はどれほどいるのか?

JAFでは全国で実態調査を行い、なんと9割もの車が歩行者が渡ろうとしている横断歩道で一時停止しなかったと報告しています

またアンケートでもそういった車が多いと回答した人が約9割もいたとの事

「交通マナー」に関するアンケート調査の設問で「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに一時停止しないクルマが多い」との回答が約86%にものぼりました

http://qa.jaf.or.jp/accident/rule/04.htm

信号のない横断歩道での車のルールとは?

道路交通法では「横断歩行者等の保護のための通行方法」として以下のように定めています

①歩行者の有無を確認できなければ、横断歩道の停止位置で止まれるような速度で進行する。
②横断しようとしている、あるいは横断中の歩行者や自転車がいるときは必ず一時停止をする。
③横断歩道内およびその手前30mは追い越しや追い抜きが禁止。

横断歩道で渡ろうとする歩行者がいる場合は一旦停止、路上駐車などでよく見えない時は止まれるような速度まで落として進むということになります

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ちなみに徐行とは概ね時速10km程度の走行を意味します

止まれるような速度とは、徐行と区別していて速度に決まりはありませんが止まろうと思えば止まれる速度の事なので徐行と変わりないでしょう

右折車と横断歩道歩行者の衝突、体験動画

【大分県警】右折車両と横断歩行者の衝突【VR交通安全動画】

運転を長く続けている方はこのような事故に至らずも、ヒヤッとした覚えがあるのではないでしょうか

信号のない横断歩道での歩行者との事故は10:0で車側に過失があります

車は「走る凶器」との認識の上、横断歩道や歩行者に対しては十分に注意を心がけた運転をしていきましょう

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