熱中症と聞くと30℃を超える暑さの中、長時間過ごすことによって体内の水分が不足することによって起きる症状と考えるのが一般的ですね
人間の身体は汗をかくことで気化熱を利用して身体の表面温度を下げようとします
それが続くと体内の水分量が減り血液の流れが悪くなります
脳や各器官の細胞に酸素が行き渡りにくくなるのと同時にそれらの温度も上昇します
そのため頭痛や吐き気などの症状が現れますが、そのまま進行していくと死に至ります
このような熱中症を防ぐために30℃を超える猛暑の中では水分をこまめに取るなど注意が必要なのはご存知の通りと思います
ですが、30℃を超えない気温でも熱中症になる可能性はあります
その要因が湿度
それほどの猛暑でなくとも多湿な環境では熱中症には注意が必要です
もくじ
高温と多湿が熱中症を引き起こす理由
「蒸し暑い」と感じる場合、気温がさほど高くなくとも湿度が高く無風な状態であることが多いと思われます
気温が高くなると人間は身体を冷やそうと汗をかきますが、湿度が高いと汗をかいても蒸発しにくくなるため汗をかきにくくなります
汗をかかないと体温を下げることが出来ません
諦めんなよ!頑張って汗かけよ!
と言いたいところですが、汗が蒸発しないので気化熱を利用して身体を冷やすことが出来ないため無駄に体内の水分を減らさないように身体が働いている結果です
体内の水分も体温維持には重要ですので仕方ありません
ですが、その状態が続くとやはり体温は上昇していきます
これを解決するには
高湿な環境を改善する、具体的にはエアコンで湿度を下げる
扇風機で体表面に風を当てて汗の蒸発を促す
冷たい飲み物や保冷剤などで直接身体を冷やす
などの対策が必要となります
「蒸し暑い」=湿度が高い?が簡単に分かる方法
湿度計があれば周辺の湿度がすぐ分かります
だいたい1,000円前後で販売されているようです
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エアコンを使用する際にもこのような温度・湿度計を見ながら快適な環境を調整するのも良いかもしれません
スマホでも湿度を知る事が出来ます
[android]スマホのホーム画面に天気予報を表示する方法!気温や湿度、体感温度も
現在地の湿度や風速などを知ることが出来ます
このような機器やアプリを使って効果的に熱中症などの対策をしてみてはいかがでしょうか
熱中症対策には「水+塩あめ」が最強な説
汗をかいたら水やお茶など水分をこまめに取るようにとは良く言われます
これは100%正解ではありません
汗をかくことで体内から失われたものは水分だけではないからです
汗はほとんどが水分ですが、塩分やその他のミネラルも含まれています
エクリン腺から出る汗の99%は水分で、それ以外の成分は塩分がほとんどです。
その他にも、カリウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、重炭酸イオンなどのミネラルや電解質、さらに乳酸、尿素などの老廃物も、ほんのわずかですが含まれています。301 Moved Permanently
そのため汗をかいたら水分以外にも塩分やミネラルを補う必要があります
ポカリスエットなどは水分以外にも塩分やミネラルを補給出来るドリンクとして有名ですね
ペットボトルを水さえあれば簡単に水分と塩分、ミネラルを補う事が出来る経口補水液が作れる粉末タイプもあります
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ですが、ペットボトルや水筒を持ち歩くのは難しいという方もいるかもしれませんね
そこでおすすめしたいのが塩飴
ブルボンのミネラル塩飴は塩分以外にカリウムやマグネシウムなどのミネラルを気軽に摂取することが出来ます
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原材料名 / 添加物名
砂糖、水飴、食塩、植物油脂、グレープフルーツ濃縮果汁 / 酸味料、塩化カリウム、トレハロース、貝殻未焼成カルシウム、香料、酸化マグネシウム、着色料(クチナシ)、甘味料(アセスルファムK、スクラロース)、乳化剤(大豆由来)
飴なので持ち運びに便利ですし、子供や友人にも分けて上げることが出来ますね
糖分も含まれているので食べ過ぎには注意が必要です
今年も増え始めた熱中症患者、最新の情報では・・・
最新の情報では今年7月15日~7月21日の熱中症による救急搬送は2,000人近くになっています
https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/heatstroke_sokuhouti_20190715.pdf
そして中でも高齢者が多いようです
熱中症が気温だけではなく湿度も重要なことや、水分以外にも塩分ミネラルの補給も必要なこと
全ての人がその知識や対策で熱中症にかかる人が少しでも少なくなるといいですね
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