国土地理院が13年ぶりに新地図記号を掲載することを発表した
その地図記号は「自然災害伝承碑」
2006年に掲載が始まった
「風車」
「老人ホーム」
以来13年ぶりとなる
国土地理院は15日、新しく「自然災害伝承碑」の地図記号をつくり、掲載することを決めた。新しい地図記号ができるのは、2006年の「風車」と「老人ホーム」以来13年ぶり。6月からウェブ版、9月からは紙の地図に反映される見通し。
過去に起きた津波、洪水、火山災害、土砂災害などの自然災害の情報を伝える石碑やモニュメントを表す記号。これまで一部は「記念碑」に含まれていたが、多くは未掲載だった。
昨年7月の西日本豪雨で被災した広島県坂町にも100年以上前の水害の石碑があったが、地図に載っておらず、住民に十分に防災意識が伝わっていなかった。こうした反省をふまえ、地図記号をつくることにしたという。
https://www.asahi.com/articles/ASM3H5HRPM3HUTIL02T.html?iref=comtop_photo
2018年の「今年の漢字」は「災」であった
https://www.kanken.or.jp/kanji2018/common/data/release_kanji2018.pdf
もちろん災害や厄災、災難などのわざわい意味を表す「災」である
これについては賛否あったが、19万票以上の中から得票数第一位であり、それほど人々の中で地震や豪雨による被害を身に沁みた一年だったということだろう
このような自然災害の記憶を後世に残すため各地で石碑などが建てられているが、これまでは「記念碑」に含まれていたものを「自然災害伝承碑」と区分することになったようだ
国土交通省の国土地理院が定める地図記号はこちら
もちろんこれが全てではない
税務署は「そろばん」のタマだと分かるが、警察がXなのは?
これは警棒が2本交差している形らしい
気になる地図記号があれば、こちらのサイトで意味を調べてみてはいかがだろうか
国土地理院では訪日外国人のために、よく訪れる場所を外国人にも分かりやすくする取り組みも行われている
地図記号が13年ぶりに更新され、それが「自然災害伝承碑」となった背景には国民の防災意識と高める目的があるようだ
どんな災害や大きな事故も時間や記憶とともに風化してしまうのは仕方がない
それらを引きずって生きていては新しい未来を創り出すことも難しいだろう
だが、時にはこういった石碑などを頼りに当時の記憶を思い出したり、後世に伝えることも必要かもしれない
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