大切な2つの命が同時に消えた
12日の午後7時頃、小学6年生の女児2人がマンションから飛び降り、自殺を図ったとみられている
女児は2人とも搬送先の病院で死亡が確認された
愛知県豊田市のマンションで12日夜、小学6年生の女の子2人が倒れているのが見つかり、その後、死亡した。警察は、2人がマンションから飛び降りたとみて、当時の状況を調べている。
消防によると12日午後7時前、豊田市陣中町で「屋外に女の子2人が血を流して倒れている」などと近隣住民から119番通報があった。2人は意識不明の重体で、すぐに病院に搬送されたが、警察によると、その後、死亡が確認された。
2人は、豊田市内の小学校に通う6年生の女の子で、飛び降りたとみられるマンションには、遺書のようなものも残っていたという。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190312-00000254-nnn-soci
朝日新聞の報道では遺書の内容にも一部触れている
2人の所持品から複数の遺書のようなものが見つかっており、女児がいじめられていたことを校長に対して訴える内容もあったという。
https://www.asahi.com/articles/ASM3F2JZTM3FOIPE004.html?iref=comtop_8_04
また2人は12日にも通常通り登校
学校内でのアンケートでもいじめは確認出来なかったということだ
一方、市教育委員会は13日午前に記者会見し、児童を対象に毎年3、4回実施しているアンケートでは、いじめは確認できていないと説明。学校でも、6年生向けに校長が説明した。
2人は12日は通常通り登校し、授業を受けて下校したという。遺書については「存在を含めて確認していない」と答えた。
現在、小学校6年生であるこの2人は、あと1週間ほどで卒業式を迎えるはずだ
中学生になれば環境も変わる可能性もあるこの時期に、なぜ命を絶たなければならなかったのだろうか
中学校という新しい世界も彼女達には絶望の未来しか見えていなかったのかもしれない
厚生労働省が発表している自殺者の統計では「学生・生徒」の自殺者が目に見えて増加減少している様子はない
ただ、子供の自殺をなくすということが難しい現状も表している
意外かもしれないがどの年代でも男性の自殺者の方が女性に比べて遥かに多い
中高年での男性の自殺は経済的な理由も多いようだ
いずれにせよ、小中学生ら児童が周りの誰かに相談して自殺を思いとどまる機会はなかったかと悔やまれる
ツイッターでは「死にたい」と検索すると「東京自殺防止センター」のツイッターアカウントが表示される
Google検索でも悩みを相談できるサイトが表示されるようになっている
身近な誰かに悩みを打ち明けられない事情があるなら、こういったところに
気持ちを伝えてみてはどうだろうか
死にたいほどの苦しみは自殺した本人にしか分からないだろう
だが、自殺する前に何らかの解決出来る方法が見つかる可能性があった人もいたはずだ
それを乗り越えて再び生きる希望を見出した人はきっと誰よりも意志の強い人になれるのではないだろうか
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