時速145kmで爆走
高速道路でもかなりのスピードだが、これが法定速度時速60kmの市道だったというから当時同じ場所を走っていた車があればかなりの脅威だっただろう
しかも法定速度を85kmオーバーで走っていたのは現職の警察官
なんとその理由が歯医者の予約で急いでいたからというから、さらに驚きだ
千葉県警の20代の男性巡査が、一般道でスポーツカーを時速145キロで走らせたとして、道路交通法違反(速度超過)容疑で書類送検されていたことが18日、県警や関係者への取材でわかった。巡査は容疑を認めており、「歯医者の予約があり、早く寮に帰りたくてスピードを出した」などと供述しているという。
県警や関係者によると、巡査は千葉中央署地域課の勤務。1月10日午後、千葉市稲毛区の市道を法定速度(時速60キロ)を大幅に上回る145キロで走行した疑いがある。自動速度違反取り締まり装置(オービス)で検知され、県警から任意で調べを受けた。巡査は勤務中ではなかったという。
県警は14日付で巡査を減給100分の10(1カ月)の懲戒処分とし、書類送検した。
https://www.asahi.com/articles/ASM2L540HM2LUTIL01B.html
書類送検とは逃亡の恐れがない場合など身柄を確保せずに送検すること
それ以外の場合は逮捕となる
警察官といえど勤務外での危険走行には刑事罰が与えられる
違反点数
一般道路
50 km/h以上:12点(酒気帯び0.25未満 13点・酒気帯び0.25以上 19点)
40 km/h以上50 km/h未満:6点(酒気帯び0.25未満 9点・酒気帯び0.25以上 16点)
30 km/h以上40 km/h未満:6点(酒気帯び0.25未満 9点・酒気帯び0.25以上 16点)
25 km/h以上30 km/h未満:3点(酒気帯び0.25未満 8点・酒気帯び0.25以上 15点)
20 km/h以上25 km/h未満:2点(酒気帯び0.25未満 7点・酒気帯び0.25以上 14点)
20 km/h未満:1点(酒気帯び0.25未満 7点・酒気帯び0.25以上 14点)最高速度を超過して検挙された場合、違反点数が付され、刑事罰が科される。刑事罰は、六月以下の懲役又は十万円以下の罰金である。
なお、一般道路で30 km/h以上、高速道路等で40 km/h以上超過した場合(反則点数6点以上の場合)は、反則行為に該当しないため(非反則行為)、反則金の納付を選択することができず通常の刑事手続となる。
85km/h超過なので免許取り消しはもちろん懲役の可能性もあり得る
実際に71km/h超過で懲役2年(執行猶予付)の判例もあるようだ
一般道での速度超過は歩行者などを事故に巻き込む可能性があり、大変危険だ
地域課の巡査ならおそらく交番勤務であり地域の住民の安全を守る立場
今後、このようなことのないよう厳罰に処して欲しいと思う
ちなみに「最低速度違反」というのもある
ゆっくり走れば安全というものでもない
高速道路の本線で「対面通行でない」区間では50km/h以下での走行は最低速度違反となるようだ
https://ja.wikipedia.org/wiki/最低速度
定められた法定速度にはその意味があり、その速度を守ることで運転する皆が安全に走行出来るようになっている
オービスではかなりの速度超過でないと検挙されないだろう思う方も多いかもしれない
これまでオービスは法定速度20km/h以上でなければ大丈夫と言われてきた
だが、実際には15km/hオーバーでもオービスにより検挙された実例があるようだ
しかも使用されたオービスは最新の探知機でも探知出来ないLSM-300という機種だという
移動式であり「予告看板」も設置せず運用されているのだとか
神出鬼没な移動式オービスに対してはもうどうしようなさそう pic.twitter.com/jZWV3zCELO
— Midorinohit (@JSDFMidorinohit) February 18, 2019
全国のオービス情報を共有出来るサイトもある
最新式のオービス情報などは掲示板で情報が確認出来ることもあるようだ
一度、地元のオービス設置状況を確認しておくのも良いかもしれない
もちろんオービスのある無しにかかわらず法定速度を遵守して走行するのは当然のこと
急ぐときでも法定速度10km/h未満オーバーにとどめて安全な運転を心がけたいものだ
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