子育てというものは子供がいくつになっても苦労は多い
自分のことが何でも出来るようになってくると、幾分楽になるだろうが進学や友人関係の悩みなど大きな問題を抱える場合もある
スーパーなどで小さい子を見かけると「あの頃はかわいかったのになあ」などと思うこともあるかもしれないが、過去の良い思い出に浸っているだけかもしれない
子供が2歳の頃などはよく喋るし自我も芽生えわがままも多くなってくる
しかし大人の理屈はほとんど理解出来ない
親としてそれは分かっていながらも躾けの必要も感じ、悩み葛藤することも多い頃だろう
今回の事件では母親が躾けのために2歳男児をベランダに出していた15分の間に悲劇が起きた
大阪府警は5日、大阪市浪速区塩草1丁目のマンション敷地内で、3階に住む男児(2)が頭を強く打って倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡したと発表した。母親(36)は「おもちゃを片付けず、しつけでベランダに出していた」と話しているという。府警は、男児が自宅ベランダから転落したとみて経緯を調べている。
浪速署への母親の説明によると、男児をベランダに連れ出したのは3日午前11時40分ごろ。男児の声が急に聞こえなくなって様子を見たところ、約9メートル下の敷地に倒れていたという。母親が同55分ごろに119番通報し、男児が搬送されたが、5日に死亡した。
ベランダの手すり壁は高さ約1・2メートルで、手前に水槽などが置かれていた。署は男児がこれらを踏み台にして転落した可能性が高いとみている。男児は両親と兄(8)との4人暮らし。父親(36)は外出中で、兄は室内にいたという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190105-00000043-asahi-soci
2歳男児の平均身長は約90cm
ベランダの手すり壁は高さ約1・2メートル
2歳男児では腕の力だけで身体を持ち上げることは不可能と考えられる
手すりの高さが身体の半分くらいの位置(腰の高さくらい)であれば、比較的頭の方が重い幼児なら身を乗り出した場合に転落することもあり得るだろう
その場合、男児が踏み台として必要な物の高さは75cmほど
ただし、今度はこの高さ75cmの物の上に自力で上がる必要がある
2歳男児からすれば肩の位置くらいの高さでありそう簡単にはよじ登れるものではない
大人でも肩の高さくらいの台に上がろうとすれば、結構なジャンプ力と腕力が必要となろう
今回の件ではベランダには水槽以外にも物が置いてあり、それを階段状に利用してベランダ手すりまでたどり着いたのだろうか
そういった物が散乱した状態で幼児をベランダに放置していたなら、不注意極まりないと言える
10分ほどの短時間で手すりから落下という疑問
男児をベランダに連れ出したのは3日午前11時40分ごろ。男児の声が急に聞こえなくなって様子を見たところ、約9メートル下の敷地に倒れていたという。母親が同55分ごろに119番通報し
男児をベランダに出してから119番通報まで15分
それよりも短時間、10分くらいの時間で2歳の男の子は水槽などをよじ登り続け、すぐさま手すりから落下したのだろうか
普通、幼児がベランダに放り出され、閉め出されたらまずはあたり構わず泣き叫ぶ
しかもそう簡単に泣き止んだりはしない
根負けして親がしかたなく折れるというのが一般的だろう
そういった時間も含めればさらに短時間で手すりまで上がり、そして転落したということになる
先程の図を見ていただければ、平均身長90cmほどの2歳児が120cmの手すりに身を乗り出せる位置まで上がるのは簡単なことではない
不可解な点が残る今回の転落死亡事故
今後の警察の捜査に注目したいと思う
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