安田純平氏の帰国してからまだ2日というのに、ネットやTVなどのメディアでは「自己責任派」VS「擁護派」の舌戦が過熱してますね
「擁護派」についてはジャーナリストとしての行動を称える一般論
「自己責任派」は安田純平氏個人の行動や発言に対して非難しているように思えます
論点が違うから話しが噛み合うはずないですよね
安田純平氏がシリア過激派の拘束から無事解放されたことについては「悲惨な結果」を待ち望んでいたわけではありません
しかし「擁護派」の方達は、安田純平氏の過去の発言や取材への対応を見て安田純平氏個人の人間性に疑問を感じることはないのでしょうか
以下、安田純平氏が「今のところ明確ではないがおそらくシリア過激派」から解放後2日目、日本への帰国の途に就く機内で安田純平氏に取材したNHKの記事を引用しながら「日本人」として感じてしまう疑問についてコメントしていきます
NHKからの記事は「青文字」です
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181025/k10011684821000.html
シリアの武装組織による拘束から解放されたフリージャーナリストの安田純平さんは24日、トルコ南部からイスタンブールに向かう飛行機の機内でNHKの取材に応じました。その主なやり取りです。
ー安田さん体調は大丈夫ですか?
大丈夫です。
即答ですw
3年以上の拘束の末、昨日解放されたばかりだというのにどこか何か不調な箇所はないのでしょうか
在外公館の医務官が診断した結果でも「特に問題はない」状態であったため、不調を訴えたかったが出来なくなったかな?
ー安田さん24日はこのまま日本に戻られるんでしょうか?
そうですね。
ーイスタンブールから?
ちょっと私が手配できなかったので、それについてはお任せ状態で。
ー今、体調のほうは大丈夫ですか?
大丈夫です。大変お騒がせして申し訳ないと思っています。体調は大丈夫です。
NHKさんは「3年間の拘束」による過酷な状況を想像して、再度安田純平氏に体調の不具合を問いますが、ここでも「大丈夫」とのこと
そして、ここで一度謝罪されています
誰に対してかは不明ですが、一般的な「社交辞令」というところでしょうか
「日本人」ならもっと無駄なくらい謝っちゃうところだと思います
「この度は日本国民の皆様や政府、及び関係者の方ならびに解放に向けて尽力して頂いたなんちゃらかんちゃら・・・・」
日本人って海外の方より「とにかく謝っとけば」的なところありますもんね
この辺、やっぱり安田純平氏って「日本人」じゃないのかなあ・・・と
ー解放された今の心境は
非常にうれしいです。3年間、全く自分自身、前に進んでいないので、世の中がどうなっているか全く分からない状態です。これからどうなるか、どうしていこうか、全く分からない状況で、その辺の心配はあるんですけども。
いやいや、違うでしょう
昨日までいつ戦いに巻き込まれるか分からない危険地帯で自由を奪われて拘束され、心身ともに疲弊しているはず
NHKさんが聞きたいのはきっと拘束時の状況とそこから解放された喜びのはずです
今、「将来の心配」とか話す時じゃないんじゃないでしょうか
ー非常に苦しかったですか?
それは地獄ですよ。身体的なものもありますけども、精神的なものも、きょうも帰されないと考えるだけで、日々だんだんと自分をコントロールできなくなってくる。監禁されている独房の中にいるという状況が当たり前の生活のように感じ始めていて、そのことに驚いて、そのことを感じること自体、非常につらいというか。
さらにNHKさん、重要な「拘束時の詳しい状況」についてなんとか聞き出そうと追い打ちをかけます
安田純平氏からは苦しかった日々の心情が語られますが、なんとなく状況については曖昧
とりあえず「地獄」「監禁」「独房」というワードが得られたので一旦諦め別の話題に
ー奥様とはすでにご連絡は取られたんですか?
いや、トルコ側の施設の中で電話などの使用は禁止されていたので全く誰とも話はしていないんで。
ーこれからイスタンブールで乗り継がれて帰国という?
全く分からないですね。
ー解放された瞬間というのはどんな?
荷物をすべて奪われたので、そのことがとにかく頭にきている。3年、40か月全く仕事も何もできなかったうえに、すべての資産であるカメラであったり仕事のための道具それまで奪われたというか、そこまでするかという。解放の瞬間はまずそれですね。
これ、先に質問した「解放された今の心境は」と同内容
どうしても安田純平氏が地獄のような過酷な状況から解放された心からの喜びの言葉を手に入れたいNHKさんは再度同じ質問で攻撃
残念ながら、安田純平氏がなんなくその攻撃をかわす
あんまり拘束時の詳細について突っ込まれたくないんでしょうか
ー解放のときはどういう状態だったんですか?どなたが助けに来られたんですか?
助けではなくて、彼ら自身が車で国境まで運んできて、それでトルコ側が受け取って、そのまま23日入っていた施設に入れられたんですけど。
欲しい答えが聞けないから同じような質問が続きます
ここでやっと具体的な内容が出てきます
彼らって安田純平氏を拘束していた過激派組織のことですよね?
なんと過激派組織は国境まで車で送ってくれるんですね
送迎かw
「解放してやるからとっとと出てけ!」
「生きて帰れるか知らんがな!はっはっは」
じゃないんですね
そして国境にはお迎えもご用意
やっぱり身代金が3億くらい手に入ると待遇が違うものなんでしょうか
過激派組織って殺人を何とも思わない非道な集団かと思っていましたが、取引さえうまくいけば「話しの分かるやつ」だったんですね
ーその時の気持ちとしてはどうでしたか。ほっとしたとか?
いや、とにかく荷物がないことに腹が立って、ということと、トルコ政府側に引き渡されるとすぐに日本大使館に引き渡されると。そうなると、あたかも日本政府が何か動いて解放されたかのように思う人がおそらくいるんじゃないかと。それだけは避けたかったので、ああいう形の解放のされ方というのは望まない解放のされ方だったということがありまして。
もう!
安田純平氏ったら!
NHKのさんが何度も過酷な日々からの解放について「心からの感謝と喜びの声」が聞きたいから、またまた同じ質問を繰り返してるのに!
「とにかく荷物がないことに腹が立って」
そうじゃないでしょ!!!!
昨日まで「地獄のような」「今日も帰れない」「独房で監禁」という苦しい日々を3年以上も過ごしてきて解放されてすぐの言葉が「荷物」って!
そりゃ、ジャーナリストにとってはカメラや記録した映像は命にも劣らない大事なものでしょうけど
普通、人間が生きるか死ぬかの状態で長期間拘束された後、やっと助かって自由を手に入れた時に自分の持ち物とかそんなに重要?
分かるけど!
ジャーナリストとしての使命は分かるけど!!
普通
「とにかく安堵の気持ちでいっぱいです」とか
「一刻も早く家族に会いたいです」とか
「しばらくは何も考えず自宅でゆっくりしたい」とか
やっと自由になって、思うことってあるじゃん!!
その上「望まない解放のされ方」って何!?
いつ死んでもおかしくない日々からやっと抜け出せて、その方法に「望まない方法」ってあるの?
命があって自由になれれば、方法なんてどうでもいいんじゃないの?
結構、余裕あったんじゃないの?って思ってしまうのは自分だけでしょうか
ー空爆とか激しい3年間だったと思うんですけど、その間、どのように過ごされていたのか。逃げ回っていたのか。
いや、監禁されていたのはイドリブというところで、空爆されているのはおそらくヌスラぐらいで、空爆の音は結構きましたけど、戦闘機が飛んでいる音も聞こえましたけど。
https://ja.wikipedia.org/wiki/イドリブ
ー3年間ずっとイドリブ?
おそらくそうですね。
ーじゃあほとんど動いていない?
時々イドリブの中を転々と、動いてる状況です。
1箇所で監禁されてたわけではないのですね
それでも自由は奪われていたのでしょう
帰国後、自力で歩く姿や腕や手などに傷が見えないことから厳しい拘束ではなかったようには見えましたが
ー日本に帰って伝えたいことはありますか?
伝えたいこと?40か月ほとんど何もできない状態で、新しいものが何もない状態ですね、ずっとこの過去を振り返るような状態みたいなんですけど、そうなると、おそらく皆さんは充実した人生を送ってらっしゃると思うんですけど、何もできない状態になると、なんでもっといろんな事しなかったんだろうとか、なんでもっと力を入れてやらなかったんだろうとか、そういう、やれたはずなのにやらなかったという事をものすごく後悔して、やれる時に何かをやれる時にそのこと自体を大事にしたいなと自分でも思いますし、少しでも心当たりがある方は、何もできなくなった時が本当につらいので、できるときにもうちょっとなんかやってみるといいんじゃないかと。
多分、NHKさんは「日本国民に対して伝えたいこと」って意味で「心配かけました」とか「ありがとうございます」とか聞きたかったんじゃないかと思いますが、安田純平氏はここでも暴走
まとめると
「みんなも俺みたいにやりたいことはやっちゃおうぜ!」ってことでしょうか
というか、さっきまで地獄のような日々を送ってきた人間がやっと解放されて、こんな「人生のアドバイス」とかする?
します?
余裕か!
しかも、ここの発言が一番長い・・・
安田純平氏、また行く気だなこりゃ
※取材時のNHKさんの心情はブログ主の勝手な憶測です
NHKさんい問い合わせなどされませんように
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