政府によるプッシュ型支援により被災地に続々と支援が送られてる
支援の内容はクーラーや仮設トイレ、ガソリン、食品など
平成28年5月の熊本地震では以下のような生活用品も届けられている
プッシュ型支援とプル型支援
プッシュ型支援とは自治体の要請を待たずに政府の判断で物資の支援を行うこと
支援があってから供給することはプル型と呼ぶようだ
プル型では被災地のニーズに沿って自治体が支援を要請するため、無駄が少ない
プッシュ型では必ずしも被災地の要望と合致しないこともある
だが、被災者の生活が衛生面や快適さについて少しでも早く改善を図るためにプッシュ型支援は重要と思われる
なぜなら、自治体からの要請は被災状況により必要数を求めたり、支援にかかる自己負担を考慮しなければならない
その準備のための時間がかかる
プッシュ型支援は2018年度の当初予算の予備費から、およそ20億円を支出した
それにより支援物資の供給を自治体主導より素早い対応を可能にした
プッシュ型支援は被災者にとっておおむね良好に受け取られているようだ
特に気温が35℃前後となっている地域が多い被災地では特にクーラーは欠かせない
被災者からは歓迎され、初めてゆっくり眠れたとの声もある
一方で仮設トイレなど過剰とみられる状態のものもあり、需要と供給が噛み合ってないものもある
これらについては、今後支援を行う上で課題となってくるだろう
過剰なプッシュ型支援は政府のパフォーマンスではないのか?
プッシュ型支援が被災者に対して素早く生活環境の改善を促したことは歓迎されているあし、世論的にも評価されている
ただ、多少過剰な供給が行われている感もなくはない
企業や個人からの支援物資もあるため、自治体ではその仕分けに苦慮しているようだ
被災地で無駄になっては国税の浪費といっても過言ではない
プッシュ型支援が必要なものとは誰しも認めるところであるが、躊躇なく送られる物資の量は政府のパフォーマンスとも取られかねない
特に豪雨発生時の赤坂自民亭での飲み会への批判、対応の遅れへの指摘を払拭すべく政府としての支援に邁進しているように見えなくもない
このプッシュ型支援は1週間で終え、自治体主導に切り替わるとされているが政権主導の大盤振る舞いは国民の税金であることを忘れてはいけない
プッシュ型支援は1週間を見込まれているが、自治体と連携を取り早めにプル型に移行するのが妥当と思われる
東日本大震災時の支援は終始プル型で行われた
今回、西日本豪雨における政府としてのプッシュ型支援は熊本地震に次いで2度めということらしい
ということはあの大災害、東日本大震災時がプッシュ型ではなかったということに驚かされる
あれほどの被害であれば、自治体の要望を待たずして支援すべきではなかったか
実際、役所の方が住民の避難誘導の際に命を落としたとも聞いている
福島全体はもちろん他の県でも自治体が正常には機能していなかったところもあるだろう
本来、自衛隊の出動であれ物資の支援であれ自治体からの要望があってから行われることとなっているが結果、死者・行方不明者は1万8,434人、建築物の全壊・半壊は合わせて40万2,699戸の東日本大震災はその被害も甚大であり、自治体が機能していたとしても支援の判断、要請は容易ではなかったと思われる
日経新聞
当時、避難者は40万人以上
3月といえばまだかなり寒く、被災地では不自由な生活だっただろう
2011年(平成23年)3月11日に起きたこの大震災時の政権が民主党だったことはご存知だろうが、プッシュ型支援への判断を下せなかったものかと残念でならない
政府の支援にも批判の野党
今回の被災地へのプッシュ型支援に真っ向から非難の声を上げているのがこの人
総理視察の直前に避難所にクーラーが設置されたとのツイッターに、経産大臣が随分とお怒りの様子で、かつ上から目線のような書きぶりで反応されていたが、もはや避難所にクーラーのレベルではなく、災害救助法上のみなし避難所の旅館・ホテルを借り上げ、被災者の居場所を確保すべきです。
— 蓮舫・立憲民主党 (@renho_sha) 2018年7月13日
立憲民主党副代表、蓮舫氏
避難所へクーラーではなく、旅館・ホテルを提供しろとのこと
もはや思ったら口に出ちゃうタイプの方らしい
確かに旅館やホテルの方が避難所より快適なのは間違いない
今回の避難者は16府県で約6,000人との発表
その全員を旅館やホテルで賄うと言うのだろうか
旅館やホテルも予約客がおり、すぐさま準備出来るかどうかも分からない
その調整、準備に何日避難所で被災者を待たせるつもりだろう
いずれにせよ、具体案を出てから物申して欲しいと思う
しかもすでに政府は7月12日フェイスブックにて
一刻も早く、避難所での不自由な生活から脱していただくため、旅館ホテル組合の協力により800人分の部屋を確保し、既に、お年寄りや幼いお子さんのいらっしゃるご家族を中心に避難所からの移転が始まっています。更に、被災地を中心に、公営住宅など1万7千戸、民間の賃貸住宅5万4千戸を確保したところであり、順次、入居募集を行っていきます。
と発表している
旅館、ホテルを含め公営住宅など様々な選択肢を提供済みだ
しかも蓮舫氏ツイートの1日前の発表
そして、それを知らずにツイートする立憲民主党のお仲間
このツィートを、メチャメチャ沢山の人がリツィートしてくれれば、政府災害対策本部も本気で取り組むと思います。みんなのポチッが、被災者を助けることにつながります。協力してください。 https://t.co/EF39g0KJkW
— 川内 博史 (@kawauchihiroshi) 2018年7月13日
ちなみにGoogle先生いわく、「リツィート」検索すると「もしかして: リツイート」と
後手後手に回っているのは野党の方ではないだろうか
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