岡山県倉敷市の小田川の決壊は広い範囲に渡って浸水
特に倉敷市真備町は水位が2mを超え、家屋はかろうじて屋根が見える程度まで増水した
面積は東京ドーム260個分ほどで被災家屋は4,700戸にも及ぶ
真備町だけで6人が死亡、行方不明者は15人
地面が河川より低い位置にあるので、排水作業もなかなか進まない
写真は産経WESTより
完全に水がはけても、すぐに住める状況ではないだろう
家具流され「写真だけでも」 片付け本格化、孤立地区も:朝日新聞デジタル https://t.co/LYigQU9WAV
— 朝日新聞社会部 (@Asahi_Shakai) 2018年7月9日
私達に出来ることは何でしょうか
西日本豪雨で大規模に冠水した倉敷市真備町。避難所には現在、約8千人が身を寄せているといいます。何も持たずに逃げてきた人ばかりといい、市長は「みなさん着替えが足りない。シャツやズボン、下着も靴も靴下も」と支援を呼びかけています。 https://t.co/Q663HsTjwK pic.twitter.com/91aB2w1Z6U
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2018年7月9日
決して現場などに足を運び、現在の状況を画像や動画でネットにアップする事ではないはずです
冠水の倉敷・真備に「やじ馬」 市は困惑「救助の妨げ」:朝日新聞デジタル https://t.co/iCQocK0XTp
— 朝日新聞社会部 (@Asahi_Shakai) 2018年7月9日
甚大な被害は豪雨によるものだけではない
小田川は水害の危険度が高いと言われており、今秋にも改修工事が予定されていた
もちろん改修後であれば被害は少しでも抑えられていたかもしれない
これは財務省発表による公共事業関係費の推移だが、H9年を境に減少している
だが、特にH22年~H24年の民主党政権時代に顕著となっている
もしここまでの予算削減がなければ、今回の災害地域の治水も現在の状況よりは進んでいたかもしれない
それゆえ今回の豪雨による被害は人災とも言えるのではないだろうか
現政府もここまでの被害と死傷者が出るとは思っていなかったと思うが民主党政権時代の議員が声を大にして責めることが出来るものではないと思われる
自分達がどれだけ公共事業に予算を投じなかったか、思い出して欲しい
この夜は九州、北海道ですでに豪雨による被害が広がっていましたか、災害派遣要請を受ける小野寺防衛大臣まで参加していたとのことです。
人命の重みが感じられません。
人権の感覚さえも伝わらない会食の姿に言葉を失います。https://t.co/PGdjYkXEvw https://t.co/tUOTr3spaM— 蓮舫・立憲民主党 (@renho_sha) 2018年7月7日
治水と豪雨被害の関係性
なぜ、公共事業による治水対策は被害を抑えることになるのか、今回の倉敷市真備町の状況で説明したいと思う
赤い枠で囲んでいるのが浸水の激しかった地域
ほぼ小田川周辺に限られている
豪雨より高梁川、小田川とも増水するわけだが、高梁川が流れがあまりに早いために合流地点で小田川の流入が遮られてしまった
水の壁が出来てしまったといった感じだろうか
その上、高梁川もその先で河川が蛇行していたり川幅の狭くなるところがあるため停滞した川の水は小田川へと逆流していまったのだという
そのため小田川は決壊してしまい、周辺に甚大な被害を及ぼした
治水対策はこういった蛇行して流れが悪くなる箇所をショートカットしたり、川幅を調整することや、堤防の増強などをすることをいう
今回、小田川の治水対策が遅れたために大きな被害が出てしまったのは明らかだ
もともと雨の少ない地域であり、雨によりこれほど甚大な影響が出るとはほぼ誰も考えてはいなかったと思う
それでも、いつ来るか分からない災害のために治水対策は疎かには出来ない
今回、小田川の治水対策が遅れたのは民主党政権時代の影響だけではないかもしれない
ただ、公共事業について大幅な削減を強いてきた元民主党議員が現政権の対応を非難するのは間違っているとしか思えない
事業仕分けの親分は民主党時代の蓮舫氏
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