文科省前局長の贈収賄事件において、東京医科大が前局長の息子の医大入試に便宜を図ったとされる事件について実際この息子はどれくらい点数をかさ増ししてもらったのか気になるところではありました
本来なら実力で合格を勝ち取っていたものなのか
それとも、あとわずかといったところを便宜してもらったのか
これについて、この息子の点数は1次試験で合格ラインに達していなかった事が明らかになりました
文部科学省の私立大学の支援事業をめぐる汚職事件で、逮捕された前局長の息子は東京医科大学の入試の点数が当初、合格ラインに達していなかったことが関係者への取材でわかりました。このため大学トップの理事長らが点数を大幅に加算するよう指示していた疑いがあるということで、東京地検特捜部は実態解明を進めています。
医学部医学科の一般入試の受験者数はことし2600人余りで、理科、英語、数学の1次試験に合格した451人が小論文や面接などの2次試験に進み最終的に171人が合格したということです。
つまり2,600人が受験して1次試験に合格出来なかった2,150人程のうちの1人であったはずが、1次、2次ともに大幅な点数の加算によって合格者となったわけです
合格にはほど遠く、一生懸命医大合格を目指してきたすべての受験生を冒涜する行為
本人は受験の際に明らかに点数が足りていない事を自覚していたことでしょう
彼はどんな気持ちで合格証書を手にしたのでしょうか
東京医科大とは
東京医科大学医学部の偏差値は67
私立大学ですが、地方国立大学とほぼ同レベルの難関校です
大学のホームページには
深い教養に裏付けられた最高水準の技能を持った医療人を育成・・・
とあります
その言葉は現在信用に値しません
そして、この息子の出身高校は成蹊高等学校と言われています
私立の進学校で偏差値は70
2017年の大学合格実績は医学部18人
この息子が実力で医学部合格するには、高校でもかなり上位の成績でないと難しいでしょう
当時の同級生や先生は彼の東京医科大合格を知ってどのような気持ちでだったのでしょうか
ちなみにこの成蹊高等学校、安倍首相の出身校でもあります
※大学は成蹊大学法学部政治学科
支援事業の助成金は国民の税金
ここでこの贈収賄事件のおさらい
佐野太(ふとし)容疑者(58)に便宜を依頼したのは同大の臼井正彦理事長(77)だったことが5日、関係者への取材で分かった。鈴木衛学長(69)も関与したといい、2人はいずれも東京地検特捜部の調べに容疑を認めている
つまり東京医科大の理事長と学長は支援事業の助成金をもらうために、文科省前局長の息子を合格させる取引をした訳です
助成金は3,500万
このお金は国民の税金から賄われています
そしてこの息子の点数を操作して不正に合格
関与した人間は誰も自分の腹を痛めていません
被害を被ったのは税金を払っている国民と真面目に受験に取り組んでいた学生達
発覚した今回の事件以外に裏口入学はないと信じたいですが・・・
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