騙されたというというべきか予想通りというべきか
北朝鮮は核の放棄などする気がない事が衛星写真で明らかになったようだ
ワシントン(CNN) 北朝鮮研究グループの「38ノース」は、北朝鮮がプルトニウムの製造に使っている寧辺(ヨンビョン)の核研究施設をとらえた衛星写真で、同施設のインフラ整備が続いていることが分かったと発表した。
写真は21日に撮影されたもので、プルトニウム製造用の原子炉が改修され、複数の支援設備が建設された様子が写っている。こうした施設の整備は、シンガポールで12日に開かれた米朝首脳会談の前から予定されていた。
報告書では、こうした寧辺の施設の整備について「北朝鮮の非核化の約束と関係があると見なすべきではない」としながらも、北朝鮮が米朝首脳会談後も、核施設のメンテナンスを通常通りに続けていることが裏付けられたと指摘している。
韓国統一省はこの写真について、報告の内容は確認できないと述べ、状況を注視していると説明した。
6.12米朝会談での最も重要な議題であった北朝鮮の非核化
トランプ大統領とキム委員長との間で交わされた合意文書の中で
2018年4月27日の板門店宣言をあらためて確認し、北朝鮮は朝鮮半島の完全な非核化向けて努力することにコミットする
と明記され2人のサインが明記されています
https://wadai-tyumoku.info/2018/06/12/6-12米朝首脳会談4つの合意、その内容と日本の今後/
完全な非核化であるなら、核施設のメンテナンスや支援設備の建設の必要はないと考えられます
北朝鮮の非核化の約束と関係があると見なすべきではない
とは言うものの、自分が北朝鮮の核の脅威を取り除いたと豪語するトランプ大統領にとって気分を害するものであるでしょう
米国務省のポンペオ長官は27日、北朝鮮を依然として核の脅威と位置付ける認識を示した
非核化について日程や具体的な方法を明確にしなかった結果、北朝鮮にこのような行為を許すことになってしまっている
早くも米朝首脳会談の合意は重要な部分で意味をなさなくなってしまったようだ
北朝鮮の裏切りは意外ではない
日本経済新聞より
北朝鮮は1994年、核開発を凍結する代わりに軽水炉の提供を受ける「核枠組み合意」を米国と締結。北朝鮮は重油や食糧の提供も受けたが、秘密裏にプルトニウム抽出やウラン濃縮などを進行。枠組み合意は破棄された。
その後、日米韓と中国、ロシア、北朝鮮が参加した6カ国協議で核問題を協議。2005年には北朝鮮が核放棄を約束する共同声明を採択した。北朝鮮は寧辺(ニョンビョン)の核施設の一部を破壊したものの、後に合意の破棄を一方的に主張し、核施設の無能力化は頓挫した。
米朝は12年にも長距離弾道ミサイルの発射や核実験の凍結、ウラン濃縮を停止し国際原子力機関(IAEA)の監視団を受け入れることなどで合意した。しかし、北朝鮮はミサイル発射を強行し、国連からの非難声明を受けて北朝鮮が米朝間の合意を破棄した。
これまでもこうやって国際的な約束を反故にしてきた北朝鮮
完全な非核化が認められるまでは絶対に信用出来ない相手なのだ
トランプ大統領は米朝首脳会談後
北朝鮮はもはや核の脅威ではなくなった
と声高に謳っていたが、経済制裁の緩和、非核化における費用の支出を日中韓に丸投げしたあたり、最重要課題とは認識していないのかもしれない
北朝鮮が核武装しようともアメリカにとって脅威でもなんでもないのだから
結果的に米朝首脳会談は国際的なパフォーマンスであっただけで、北朝鮮の非核化については何も進んでいなかったようだ
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