韓国軍「レーダー照射問題後、日本が再び威嚇的低空飛行」「動画公開を検討中」「距離3.6kmでも威嚇!」

日韓関係

韓国軍がレーダー照射問題後、日本の哨戒機に再び威嚇的低空飛行をされたと激怒した

レーダー照射問題については日本の防衛省が火器管制レーダーの探知音を公開したとともにこの問題について韓国との協議を打ち切ったばかりだ

【レーダー照射】日本防衛省が探知音公開、韓国国防省はYoutubeに反論動画を掲載
防衛省が火気管制レーダー照射された際の探知音を防衛省ホームページにて公開した 公開されたページには照射されたレーダーの探知音とともにレーダー照射の危険性、また韓国の主張する「威嚇的な低空飛行」を否定する説明などを掲載 お...

ソ作戦本部長は、23日午後2時すぎに東シナ海にある暗礁のイオ(離於)島付近で「海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の艦艇を明確に識別したにもかかわらず距離およそ540メートル、高度60から70メートルの低空で接近する威嚇飛行をしたことは明らかな挑発行為と見なす」と述べました。

そのうえで、韓国軍による自衛隊機へのレーダー照射問題で、韓国側が、自衛隊機が低空で威嚇飛行したことが問題だとしていることに関連し、「韓国は抑制した対応をしたにもかかわらず、日本はことし、1月18日と22日にも、韓国軍の艦艇に接近する威嚇飛行をした」と主張しました。

そして「このような事実に対して、日本政府に再発防止を要請したのに、きょう再び、このような低空で接近する威嚇飛行をしたことは、友好国の艦艇に対する明らかな挑発行為であり、日本の真意を疑わざるをえず、これを強く糾弾する」として、非難しました。

エラー|NHK NEWS WEB

会見の内容は韓国国防省Youtubeアカウントにも掲載されている

[80초 브리핑] 일본 초계기 초저공 위협비행(1.23.)에 대한 대한민국 국방부 입장

距離およそ540メートル、高度60から70メートルとなると、日本側が安全高度として確保していると主張する150mより明らかに低空であり距離もP-1哨戒機がレーダー照射を受けた時とほぼ同じ距離

つまりレーダー照射問題で韓国軍が威嚇的低空飛行されたと主張した時よりさらに接近していることになる

 

日本の防衛省はレーダー照射問題でこれ以上実務者協議を続けても真相は究明されないとして協議打ち切りを表明した

それと同時に民間航空法を準用した高度150m以上の距離を軍事的にも安全高度であるとの認識の上、当時のP-1哨戒機の飛行状況を詳細に説明していた

http://www.mod.go.jp/j/press/news/2019/01/21x.html

このような現状で、今回距離540m、高度60m~70mの低空飛行を行ったとすれば日本の主張と矛盾しており、韓国軍が激しく抗議するのも無理はないだろう

 

今回、韓国軍が低空飛行されたとしているのは防衛省のP3C哨戒機

https://ja.wikipedia.org/wiki/P-3_(航空機)

韓国軍の抗議に対して防衛省は哨戒機の威嚇的低空飛行を否定している

防衛省幹部は、NHKの取材に対し、「自衛隊の哨戒機は、通常の警戒監視活動を行っていたと報告を受けており、低空飛行を行ったという事実はない」と話しています。

また別の防衛省幹部は、「照射問題があって、日韓関係が悪化している中、現場では、通常より一層、注意して活動を行っており、低空での威嚇飛行などありえない。韓国側が事実関係を変えてまで、嫌がらせをしてきているようなもので、今回の発表は非常に残念だ」と話しています。

はたしてどちらが真実でどちらが嘘なのだろうか

レーダー照射問題の際には韓国側からは10秒ほどの証拠映像しか提示されなかった

しかも韓国海洋警察庁から撮影された映像であり、その映像を見ても威嚇的低空飛行とは認識出来ない程度のものだった

【レーダー照射】韓国国防省の反論動画は威嚇的低空飛行の証拠となり得たか【日本語訳付】
1月4日、韓国国防省youtubeアカウントにレーダー照射問題について日本防衛省が出した証拠映像の反論動画が掲載された 動画には韓国側からの映像も若干含まれていたが、はたして海上自衛隊哨戒機の威嚇的な低空飛行の証明は果たせてい...

今回韓国軍が主張する高度60m~70mの低空飛行を裏付ける証拠は出てくるのだろうか

 

朝鮮日報では以下のようにその時の状況を伝えている

 韓国軍の関係者は、「きょう、日本の哨戒機は大祚栄の船尾を通り、左に旋回しながら近くを通過した」とし、「わが艦艇を中心に旋回して飛行した」と強調し、明らかな近接威嚇飛行であったことを伝えた。また同哨戒機が近接威嚇飛行をした海域が韓国の排他的経済水域(EEZ)であったと指摘した。

同哨戒機が韓国艦艇の警告通信に応答しなかったため、海軍作戦司令部は直通の連絡ルートを利用して日本側に抗議。日本側は国際法にのっとり飛行したと答え、韓国側は再度、艦艇が威嚇と感じたことについて遺憾を表明し、返答を求めたが日本側はこれに応じていない。

一方、大祚栄は同哨戒機の威嚇飛行を光学カメラとビデオカメラで撮影したが、追跡レーダーは使用しなかったという。

韓国軍駆逐艦「大祚栄(だいそえい)」

https://ja.wikipedia.org/wiki/大祚栄_(駆逐艦)

韓国軍の別の関係者はこれと関連し、「追跡レーダーを稼動すれば偶発的な衝突が発生する可能性がある」と説明。「大祚栄が撮影した動画は公開するかどうか検討中」と伝えた。

Chosun Online | 朝鮮日報
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韓国紙ハンギョレでは日本紹介機の威嚇飛行があったとされる位置や飛行状況が掲載されていた

日本の挑発に対する国防部の対応行動守則とは
脅威の状況で第1段階は警告通信 最悪の場合は警告射撃もあり得る

ここは公海だが、韓国の排他的経済水域(EEZ)に属する

また、日本(JADIZ)と中国(CADIZ)の防空識別圏が重なる場所となっている

もちろん日本の哨戒機は毎日のようにこの海域を哨戒している

 

今回、明らかな低空飛行を証明する映像があるなら、韓国国防省は速やかに公開すべきだろう

それもなく威嚇的低空飛行を一方的に抗議するなら防衛省幹部が言う

「嫌がらせをしてきているようなもので」

と見做されても仕方がない

 

韓国軍は今月18日と22日にも日本の哨戒機から威嚇的低空飛行を受けているとも語った

8日は、艦艇に対して、高度60から70メートルで距離1.8キロ、22日は、高度30から40メートルで距離3.6キロまで接近した

エラー|NHK NEWS WEB

もはやこの距離で威嚇的低空飛行をするならば、哨戒機としてどれほど距離を開ければ威嚇的ではないのだろうか

韓国側はこれを機に明確な安全高度と距離を表明すべきであろう

それが国際的に認められるかどうか分からないが

 

いずれにせよレーダー照射問題の際も日本側が出した証拠について反論や証拠が不十分とするばかりで韓国側からの証拠はほぼなかった

韓国国防省が当初から主張する「人道的救出作戦」についてもそれを理由に日本の低空飛行を非難するものの、北朝鮮籍の船との実際のやり取りは明らかになっていない

 

韓国軍が日本の哨戒機の飛行が距離540m、高度60m~70mで威嚇的であったとするなら、今回ばかりは誰が見ても明確な証拠となる映像を公開すべきだ

仰々(ぎょうぎょう)しいBGMや映画のような字幕は必要ない

日本は人道主義的な救助作戦の妨害行為を謝罪し、事実の歪曲を直ちに中断せよ!

証拠として意味のある映像とそれについての説明のみで良い

これまでそのような明確な証拠なく韓国側が日本の出した証拠や言い分を否定することしかしなかった為、協議が打ち切られたことを韓国政府や国防省は認識して欲しい

 

1月24日追記

韓国軍、早ければきょう日本哨戒機近接威嚇飛行の映像を公開

政府関係者「大祚栄で撮影された日本哨戒機の威嚇飛行映像を現在分析中」としながら「映像が公開されれば威嚇飛行をしなかったと強気に出ている日本の主張がうそであることが分かるだろう」

韓国軍、早ければきょう日本哨戒機近接威嚇飛行の映像を公開
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「威嚇飛行」映像公開について 韓国報道、国防省は「決定していない」

国防省の関係者は24日、映像公開するかどうかについて「まだ具体的に決まったことはない」と述べた。

産経ニュース
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