長距離無線充電「数メートル~数キロ可能」、2020年実用化へ法整備も

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無線充電を使ったことがありますか?

すでに実用化されているものにスマホの充電器がありますね

Qi(チー)対応の機種なら充電パッドに乗せるだけで、ケーブルを刺さなくてもスマホの充電が出来るというもの

充電口は携帯本体の基盤の一部なので、あまり抜き差しするのは本体の破損に繋がる場合があります

乗せるだけで充電というのは簡単でしかも本体にも優しい

ですが、数ミリでも離れたら充電は出来なくなります

さらに充電しながらスマホの操作がしずらいというデメリットも

 

長距離無線充電はこの無線充電距離を数メートルから数キロにも及ぶと言われています

 無線電力伝送装置は、電動歯ブラシとその充電器といった電波を送る距離が非常に短い近接型が既に普及。電波法上の取り扱いは高周波を照らしあてる電子レンジなどと同じで、装置の設置者に免許は不要だ。

実用化を目指す装置は、アンテナから機器に電力を送る距離が数メートル~数キロメートルに及ぶ

電波を遠くに飛ばす長距離型のため、総務省は設置者には通信や放送と同様、電波法や省令による規制をかける方針。

 

Yahooニュース

長距離無線充電はワイヤレス電力伝送とも呼ばれ、放射型と非放射型に分類されています

https://ja.wikipedia.org/wiki/ワイヤレス電力伝送

先程のQi充電は非放射型であり、原理的には「電磁誘導式」

2つのコイルの一方に電流を流すと、もう一方にも電流が流れる仕組みを利用したもの

 

紹介されている長距離無線充電はマイクロ波を使用した放射型

マイクロ波という電磁波を飛ばし、それを電力に変換して利用するというもの

 

気になるのはこのマイクロ波

前述の通り電子レンジで使用しているマイクロ波は高周波の電磁波です

電磁波と聞いて心配になるのが人体への影響ですが、TVや携帯の電波も電磁波の一種であり日常に電磁波が飛び交うのはあたりまえの現状です

総務省は50年の国内外の調査・研究により人体へ悪影響を及ぼすことのない利用をするために電波法で規制しています

総務省|東海総合通信局|電波の安全性

今回の長距離無線充電もその電波法に則って、マイクロ波の強度が定められると思います

またその使用にも免許が必要となるようです

ただし、実用化の促進を図るため、その制度は簡素化されるよう検討しています

 

将来的には自家用車や電動バイクなど走りながら充電とかもありそうです

また現在この技術を応用して宇宙で発電、マイクロ波で地上に送るといったことも研究されているようです

もしかしたら地上の電線や電柱、家の中の電源ケーブルなどもほとんどなくなる時代が来るかもしれませんね

 

 

 

 

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