民主党時代に治水予算削減なければ被害は抑えられていたか【平成30年7月豪雨】

政治

岡山県倉敷市の小田川の決壊は広い範囲に渡って浸水

特に倉敷市真備町は水位が2mを超え、家屋はかろうじて屋根が見える程度まで増水した

面積は東京ドーム260個分ほどで被災家屋は4,700戸にも及ぶ

真備町だけで6人が死亡、行方不明者は15人

地面が河川より低い位置にあるので、排水作業もなかなか進まない

写真は産経WESTより

完全に水がはけても、すぐに住める状況ではないだろう

私達に出来ることは何でしょうか

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西日本での豪雨は想像以上に甚大な被害を及ぼし、8日午後8時現在、全国で78人が死亡し、8人が意識不明の重体になっているほか、少なくとも60人の安否が不明とされています 亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆...

 

 

決して現場などに足を運び、現在の状況を画像や動画でネットにアップする事ではないはずです

 

甚大な被害は豪雨によるものだけではない

小田川は水害の危険度が高いと言われており、今秋にも改修工事が予定されていた

もちろん改修後であれば被害は少しでも抑えられていたかもしれない

これは財務省発表による公共事業関係費の推移だが、H9年を境に減少している

だが、特にH22年~H24年の民主党政権時代に顕著となっている

もしここまでの予算削減がなければ、今回の災害地域の治水も現在の状況よりは進んでいたかもしれない

それゆえ今回の豪雨による被害は人災とも言えるのではないだろうか

現政府もここまでの被害と死傷者が出るとは思っていなかったと思うが民主党政権時代の議員が声を大にして責めることが出来るものではないと思われる

自分達がどれだけ公共事業に予算を投じなかったか、思い出して欲しい

治水と豪雨被害の関係性

なぜ、公共事業による治水対策は被害を抑えることになるのか、今回の倉敷市真備町の状況で説明したいと思う

赤い枠で囲んでいるのが浸水の激しかった地域

ほぼ小田川周辺に限られている

豪雨より高梁川、小田川とも増水するわけだが、高梁川が流れがあまりに早いために合流地点で小田川の流入が遮られてしまった

水の壁が出来てしまったといった感じだろうか

その上、高梁川もその先で河川が蛇行していたり川幅の狭くなるところがあるため停滞した川の水は小田川へと逆流していまったのだという

そのため小田川は決壊してしまい、周辺に甚大な被害を及ぼした

 

治水対策はこういった蛇行して流れが悪くなる箇所をショートカットしたり、川幅を調整することや、堤防の増強などをすることをいう

今回、小田川の治水対策が遅れたために大きな被害が出てしまったのは明らかだ

 

もともと雨の少ない地域であり、雨によりこれほど甚大な影響が出るとはほぼ誰も考えてはいなかったと思う

それでも、いつ来るか分からない災害のために治水対策は疎かには出来ない

今回、小田川の治水対策が遅れたのは民主党政権時代の影響だけではないかもしれない

ただ、公共事業について大幅な削減を強いてきた元民主党議員が現政権の対応を非難するのは間違っているとしか思えない

 

事業仕分けの親分は民主党時代の蓮舫氏

スーパー堤防事業を「廃止」判定 事業仕分け2日目 - 日本経済新聞
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